日本たばこ産業が導入する新たなマネジメントコーチング「mento」
株式会社mentoは、企業の中間管理職を対象にしたマネジメントコーチ「mento」のサービスを日本たばこ産業株式会社(JT)へ提供開始しました。このコーチングサービスは2025年3月以降、JTの管理職59名に対して実施され、コーチとの対話を通じて彼らの自己理解や意思決定をサポートします。
背景と課題
最近では、働き方や価値観の多様化により、管理職は以前にも増して複雑な役割を担うようになっています。その中で「管理職の罰ゲーム化」という言葉が聞かれるほど、彼らの負担は増えているのが現状です。特に、職場のエンゲージメントを向上させるためには、管理職自身がウェルビーイングを意識し、自らの働き方を見直す必要があります。
JTでは、加熱式たばこの市場拡大や新規事業に取り組むなど、大きな事業の転機を迎えています。そのため、より良い職場環境を構築し、個人が自立したキャリアを育むことが求められているのです。そこで、同社は管理職を支援するためにすべての管理職を対象としたコーチングプログラムを導入することにしました。
コーチングの利用方法
JTが利用した「mento」は、登録コーチの質が高く、必要なタイミングで定期的にコーチングが受けられることが特長です。これまでの実績をもとに、次世代経営人財育成プログラムにおいても成果が期待されています。
管理職の自身の課題に向き合い、明確な方向性を持つことが、今後の職場の改善につながっていくでしょう。JTの人事部で課長代理の野下亜耶氏は「個の多様性を活かしながら、組織をリードすることが求められている」と述べ、コーチングの導入が大きな一歩であることを強調しています。
「mento」の特徴
「mento」は、リーダーの本音を引き出し、組織の変革を促すマネジメントコーチングサービスです。高品質なコーチングを気軽に利用できるよう、オンラインプラットフォーム上で展開されています。これまでに60,000時間以上のコーチングを提供し、約200名の登録コーチを誇ります。
特に、「mento」の特長として以下の3点が挙げられます。
1.
高いコーチ品質: すべてのコーチは厳しい審査を通過した専門家であり、多くがビジネス経験も豊富です。
2.
受け放題プラン: コーチングの内容は個人のニーズに応じてカスタマイズされ、必要な頻度での利用が可能です。
3.
成果の見える化: 定性的および定量的な評価を行い、コーチングの成果を可視化していきます。
株式会社mentoについて
株式会社mentoは、「夢中をふつうにする」という理念のもと、人々が自分らしく生きる助けをすることを目指しています。情報が溢れる現代において、個人の幸福と成長を促す取り組みに力を入れています。
事業内容は、管理職向けの「mento」コーチングの開発と運営を中心に、個人向けサービスも提供しています。多様なニーズに応じたサポートを提供し、社会全体にポジティブな変化をもたらすことを目指しています。
【会社概要】
会社名:株式会社mento
所在地:東京都渋谷区
代表取締役:木村 憲仁
設立日:2018年2月
新たに導入された「mento」が、JTの管理職にどのように影響を与え、管理職の資質や働き方を進化させるのか、今後の展開が期待されます。