ぶどう新品種『パープルM』
2025-09-16 19:21:24

新たなぶどう銘柄『パープルM』の誕生と万博初公開の経緯

新たなぶどう銘柄『パープルM』の誕生



日本の食文化において果物の中でも特に人気のあるぶどう。その中でも注目を集めているのが、新たに開発されたぶどうの新品種『パープルM』。ノウタス株式会社が、株式会社林ぶどう研究所とのパートナーシップを通じて、この新しい品種を完成させたことが報じられています。

『パープルM』とは?



この『パープルM』は、プロトタイプ段階にあり、紫ぶどうの「ブラジル」と欧州系品種を掛け合わせた新たな試みから生まれました。現取締役の村上信五が2年前にこのプロジェクトを提案し、その後、林ぶどう研究所の所長である林慎悟氏がこのプロジェクトに心を寄せて独自に研究を続けてきたことが、この新品種の誕生に繋がりました。

小粒ぶどうの魅力



最近、大粒のぶどうの人気が上昇していますが、その影で小粒ぶどうの持つ「食べやすさ」や「親しみやすさ」の魅力が再評価されています。大阪は以前、デラウェアの名産地として知られ、多くの人々に愛されてきた土地です。ノウタスの農園もその一部であり、改めて小粒ぶどうの価値を発見し、その栽培を促進しようとしています。

現在、大粒ぶどうの栽培は技術が必要で、果実が割れやすいリスクも伴い、その結果、農業が門戸を閉ざしているとされています。ノウタスは「みんなが関われる農業」というビジョンのもと、親しみやすい小粒ぶどうの品種開発に取り組んでいます。これにより、多くの農家が再びこの魅力的な品種を育てたいと思えるように努めています。

初公開の舞台



『パープルM』は、先日大阪で開催された「HASSHOKU」で行われた「ノウタスぶどうEXPO」で初めてその姿を晒しました。このイベントは、ノウタス社が大々的に発表を行った場でもあり、多くの観客が興味を持って参加しました。数年越しの夢が形になった瞬間を、現地の人々と共有できたことは、関係者にとって大きな喜びでした。

未来への展望



今後『パープルM』は、糖度や粒のサイズではない独自の魅力を持ったぶどうとして、消費者に親しまれることを目指します。甘さや華やかさを追求せず、代わりに懐かしさや温かみを大切にし、新たな未来を感じられる品種に育てていきます。

また、林ぶどう研究所との協力のもとで独自の流通システムの構築にも取り組む予定です。量産化には数年の準備が必要ですが、その先には『パープルM』が多くの家庭の食卓に並ぶ姿が見られることでしょう。

まとめ



ノウタス株式会社は、農業を「生産活動」だけでなく、人々の生活に楽しさや豊かさを追加する存在として再定義しています。「Win-WinよりもFun-Fun」という理念のもと、さまざまな視点から人々の関心を農業に引きつけることを目指しています。この流れにより、農業が持つ可能性がどのように広がっていくのか、大いに期待が寄せられています。

『パープルM』の誕生をきっかけに、農業の未来がより明るく、楽しいものになることを希望します。


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会社情報

会社名
ノウタス株式会社
住所
東京都港区南青山2-15-5FARO青山
電話番号
050-1807-2396

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