興奮の科学体験!岡山理科大学が鹿児島で開催したサイエンス教室
2023年8月18日、鹿児島県姶良市にて「ワクワクあいらサイエンス教室inちるどん」が開催され、岡山理科大学の科学ボランティアセンターの学生たちが、90組の親子と共に科学の楽しさを体験しました。このイベントは、岡山理科大学と系列学園の並木学院高等学校が、地域との連携を深めることを目的に企画されました。
開催の背景
姶良市加治木町の子ども館「ちるどん」で行われたこの教室は、応募197組の中から選ばれた60組が参加。子どもたちは、科学ショーや様々な実験に参加し、目を輝かせながら熱心に活動しました。
開会式の様子
当日は、湯元敏浩市長が「皆さんは今日からきっと理科が好きになります。発見、そして実験を体験しながら楽しい一日を過ごしてください」と歓迎の挨拶。続いて、大学の教授や学生たちが自己紹介を行い、このイベントの意義を周知しました。
サイエンスショーの魅力
イベントは午前と午後に分かれ、30組ずつ参加。最初のプログラムはサイエンスショーで、子どもたちの興味を引く様々な実験が行われました。空気砲を使い大きな煙の輪が舞い上がると、会場は興奮に包まれました。さらに、掃除機の吸引力でボーリングの球が浮き上がる技術や、カップ焼きそばがブロワーによって浮かび上がる様子は、参加した子どもたちの心に深く刻まれるものでした。
工作体験と実験
続いての工作体験では、磁石を使った「ダンシングドール」を製作。どの子も自分の手で作ったダンシングドールの動きに夢中になっていました。また、実験ではウミホタルの生物発光や、紫キャベツの粉末を使った液体の変色現象が体験されました。クエン酸や重曹を加えると液体が鮮やかな色に変わり、「わぁ、変わった!」という歓声があちこちで響き渡りました。
「ちるどん」とは?
広々とした2階建ての「ちるどん」では、遊具や一時預かり室が用意されており、子育て相談も行なっています。この施設は、英語の「Children(子どもたち)」や、若者言葉の「チル」、そして鹿児島弁の「どん」が組み合わさったネーミングです。
参加者の笑顔と反応
参加していた親子たちは、「科学」を楽しむ時間を存分に味わっており、子どもたちの笑顔が周囲を明るく照らしていました。このイベントは、科学の面白さを再発見する良い機会となり、地域とのつながりを深める重要な一歩となったのではないでしょうか。
岡山理科大学の科学ボランティアたちによるこのような取り組みが、今後も続いていくことを期待しています。