手帳甲子園、若き才能たちが語る成長と感謝の物語
2025年12月6日、東京・原宿にて開催された第14回手帳甲子園。本大会では、中高生たちが自らの成長や経験を手帳を通じてプレゼンテーションする貴重な機会となりました。今回のテーマは「感謝と成長」。
手帳甲子園とは?
手帳甲子園は、2012年に始まり、NOLTYスコラ手帳を用いて自身の成長や感謝の気持ちを表現する場です。このイベントは、学生たちが自身の体験を通じて創造力や表現力を高めることが目的で、多くの若者にとって重要な成長の場となっています。
多彩な受賞者たち
今回の大会では、手帳部門と表紙部門の両方が行われ、審査員や観覧者による投票が行われました。最優秀賞には、津曲学園鹿児島高等学校1年生の「To Doじゃない。To Grow.一緒に成長できる私だけの手帳に」が選ばれました。この内容は、彼女が弓道部での練習内容や勉強のポイントを手帳に記録し、成長を実感したことをストレートに伝えたもので、参加者から多くの共感を集めました。
一方、表紙部門の最優秀賞には八戸市立三条中学校の3年生が手掛けた「遊びごころ」が選ばれました。彼のデザインは明るい色合いと独自の構図が特徴で、多様な視点から物事を見ることの大切さを表現していました。
特別審査員の意見
審査に参加した特別審査員には、心理学やデザインの専門家が名を連ね、各賞の受賞者に対してそれぞれの視点から評価を行いました。中島美鈴氏は、心理的な成長をテーマにした作品に高評価を送り、岡野聡氏はデザインの観点から楽しさを盛り込んだ作品を称賛しました。
出場校と受賞結果
受賞校には様々な地域から参加した学校があり、その成果は多岐にわたりました。例えば、横浜高等学校の2年生が「自分の大切な『いま』を記録する手帳に」で紀伊國屋書店賞を受賞し、感情や意思を手帳に記録する大切さをアピールしました。このように手帳甲子園では、ただの記録を超えて自己理解のためのツールとしての手帳の価値を強調する作品が多く見られました。
スペシャルイベント
また、大会ではお笑い芸人たちによるネタ帳甲子園という特別イベントも開催され、手書きノートの重要性や創作の過程が語られました。これにより、観覧者は手帳やノートがどのようにクリエイティビティを引き出すのかを学べる機会となり、多くの楽しみが提供されました。
未来への期待
手帳甲子園はただのコンペティションではなく、参加者や観客全員が共に成長と学びを体験する場です。今後もこのような取り組みが続くことで、多くの若者が自らの手帳を通じて考え、感じ、そして成長していく姿を見ることができると期待されています。
手帳甲子園が生み出す新たな価値が、今後の世代にも広がり続けることを願っています。