新オペラ『蝶々夫人』
2019-04-12 10:01:27

宮本亜門演出、髙田賢三衣裳の新オペラ『蝶々夫人』東京公演決定

2024年4月13日、東京で新制作のオペラ『蝶々夫人』がついに幕を開ける。本作は、演出を手がけるのは著名な演出家・宮本亜門氏、衣裳デザインには世界的に評価を受けている髙田賢三氏が起用されることが決定している。この公演は東京二期会の主催によるもので、各国の歌劇場との共同制作を経て、2024年のグローバルな発信の場となることは間違いない。

『蝶々夫人』はオペラの中でも特に名作とされ、宮本氏はこれまでにも日本で数多くの成功を収めてきた。彼はオペラの枠を超えた芸術家であり、シアター界のバリアを次々と打破してきた。これにより、彼の制作するオペラは新たな息吹を吹き込まれ、期待を集めている。また、アンドレア・バッティストーニ氏が指揮者として参加し、プッチーニの音楽をより一層深く表現することが考えられている。バッティストーニ氏は国際的に著名な指揮者であり、そのダイナミックなタッチで聴衆を魅了することが期待されている。

さらには、デザイナー髙田賢三氏が衣裳を担当することで、ビジュアル的にも大きな期待が寄せられている。彼はフランス政府からレジオンドヌール勲章を受賞した、羽織と繊細さを融合させたデザインが特徴の世界のファッション界の重鎮である。特に『蝶々夫人』という物語の特性に合わせて、どのように衣裳がデザインされるのかが注目されている。

この新制作の『蝶々夫人』の最大の見どころは、主役の蝶々さん役が大村博美さんと森谷真理さんの二人によるダブルキャストであることだ。二人はともに海外での経験が豊富で、特に大村さんはフランスを拠点に100回以上の公演を成功させており、昨年には日本人として初めてプッチーニ・フェスティバルでプレミエを務めるという快挙を成し遂げた。また、森谷さんはメトロポリタン歌劇場での公演を経て、多国籍での活躍が目覚ましい。彼女たちが新たな解釈の「マダム・バタフライ」をどのように演じるのか、非常に期待されるところである。

東京二期会はこれまでも国際的な公演を積み重ねてきたが、本プロダクションは、その中でも特に記念すべき意味を持つものとなる。新しいオペラ文化の創造に向けた試みとして、長年のオペラファンならずとも必見の公演であると言える。チケットの販売は4月13日からスタートとなり、多くの観客がこの素晴らしい舞台を楽しむことを期待している。是非とも足を運び、日本からの新たなオペラ文化を目撃してほしい。刺激的で感動的な体験が待っているだろう。

世界に誇る日本のオペラが新たな形で発信される『蝶々夫人』、その幕開けが待ち遠しい。

会社情報

会社名
公益財団法人東京二期会
住所
東京都渋谷区千駄ヶ谷1-25-12
電話番号

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