東北のDMO連携イベント「DMP活用研究会」で観光データの未来を探る
地方創生パートナーズネットワークが運営係を務める「DMP活用研究会」が、2025年3月12日に秋田県で開催されます。本イベントは、秋田県と青森県の観光地域づくり法人(DMO)4団体の連携をもとに、観光データの収集・分析とその活用方法について学ぶ貴重な機会を提供します。
DMP活用研究会とは?
この研究会は、一社)秋田犬ツーリズムが中心となり、鹿角、能代、弘前を含むDMOが連携して設立されました。主な目的は、観光データの活用促進です。DMP(データ・マネジメント・プラットフォーム)は、観光に関する様々なデータを収集し、分析するためのツールであり、観光業の発展に貢献します。
過去のワークショップを経て
研究会は、これまでに3回のワークショップを実施しており、「オープンデータの活用方法」や「DMPを用いた観光施策の考え方」などのテーマで専門家を招き、実際のデータ分析の方法を学んできました。また、ワークショップでは参加者が自らの事例を発表し、互いに意見を交わす場も設けられています。これにより、各地域の特性に基づいた観光施策の立案が進められました。
第4回DMP活用研究会の概要
第4回の開催では、まずこの1年間の成果を報告した後に、基調講演を実施します。特別講師には、JR東日本の観光流動創造会社社長である高橋敦司氏を迎え、地域における観光の可能性について熱く語っていただきます。
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日時: 2025年3月12日(水)15:00~16:30(受付は14:30から)
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会場: 大館駅 駅なか交流センター 会議室2
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対象: 自治体、DMO、民間事業者など観光関連関係者
参加団体
参加するDMOには、一社)秋田犬ツーリズム、株式会社かづの観光物産公社、あきた白神ツーリズム、Clan PEONY津軽が名を連ねています。それぞれの団体が持つ知見と経験を活かし、地域の発展に寄与することを目指します。
今後の展望
地方創生パートナーズネットワークは、今後もDMOと密接に連携し、DMPのデータを通じた観光地域づくりを支援していく方針です。特に、秋田県北秋田市では、「縄文・マタギの里 北秋田市観光地域づくりラボ」という地域事業者らによる有志の組織が運営されており、観光誘客の取り組みも進めています。
このような活動を通じて、東北地方の観光を活性化し、持続可能な地域づくりを実現するための一歩を踏み出しています。観光データの活用によって、訪れる人々にとっても、地域にとってもより豊かな体験を提供することが期待されています。
お問い合わせ
セミナーへの参加申し込みは、株式会社秋田犬ツーリズムまで。締切は2025年3月7日です。詳しくは、公式ページからご確認ください。