TimeTree Adsが定量的データを提供
株式会社TimeTreeは、新たに提供する「TimeTree Ads」に位置情報データを用いた来店計測機能を搭載したことを発表しました。この新機能は、ユーザーのオンライン広告接触から店舗への実際の来店までの行動を把握することを可能にし、マーケティング施策の改善を図るものです。
取り組みの背景
TimeTreeは、6500万を超えるユーザーを抱える共用カレンダーアプリ「TimeTree」を運営しています。このアプリでは、ユーザーが登録した予定データを活用しており、その累計は130億を超えています。こうした豊富な1st Partyデータを基に、独自の広告配信を行っており、ライフイベントや行動パターンに基づくターゲティングを実現しています。
今回の取り組みの意義
最近は、オンライン広告の影響をオフラインで可視化したいというニーズが高まっています。そのため、TimeTreeはブログウォッチャーと連携し、位置情報データを活用した来店計測機能を新たに提供することとしました。この機能により、位置情報データの取得に同意したユーザーがTimeTree Adsの広告に接触した後、どれだけ店舗に足を運んでいるのかを正確に測定できます。
このデータは広告主にとって非常に貴重で、広告の効果を数値化し、より的確なマーケティング施策を講じるための貴重なインサイトを提供します。
具体的な機能とその利点
新たに導入された来店計測機能は、ブログウォッチャーの位置情報データサービスに依存しています。このサービスでは、位置情報の取得を許可したユーザー情報を利用し、広告接触から実際の来店数を明確に可視化します。これにより、企業は購入意欲の高いユーザーを特定し、効果的な広告施策を構築できるようになります。
また、TimeTree Adsの特徴として、カレンダーサービスの特性を活用したターゲティングがあり、ユーザーの今後の予定に基づく広告配信が可能です。これにより、ユーザーにとって関連性の高い広告が表示されることで、広告効果の向上が期待されます。
安全性とプライバシーの確保
外部企業とのデータ連携に際しては、TimeTreeは厳格なプライバシーポリシーに則り、個人情報保護法を遵守しています。具体的には、広告接触ログのみを使用し、個人が特定される情報は含まれていないため、ユーザーのプライバシーが守られています。また、ブログウォッチャーが扱う位置情報データは、提携アプリをダウンロードし、位置情報の取得を許可したユーザーのデータのみが利用されます。
未来に向けた展望
今後もTimeTree Adsは、自社の予定データを基にした独自の広告アプローチを強化し、決済や検索データなど、多様な外部データとの連携を進めていく予定です。企業パートナーへの提供価値を高め、より高度な広告施策を実現していくことでしょう。
まとめ
株式会社TimeTreeの位置情報データを活用した来店計測機能は、広告主がオンラインからオフラインでの行動を把握するための新しい手法を提供します。この機能は、広告の効果を測定し、マーケティング施策の最適化を図るために必須の要素になるでしょう。