長野県産ジビエを活用したエシカルレザーの新プロジェクト

長野県は、全国の中で最も額の大きい鳥獣被害に悩まされています。害獣として駆除される鹿やイノシシによって、年間158億円もの被害が発生しており、駆除される鹿の数は60万頭を超えています。その中で、食肉として利用されるのは約10％に過ぎず、大半は無駄にされています。そんな中、長野市では「信州鹿革エシカルプロジェクト」が始まりました。このプロジェクトの目的は、駆除された鹿の皮を無駄なく活用し、その魅力を広めることにあります。

この取り組みでは、長野市で捕獲された鹿が「長野市営ジビエ加工センター」で処理され、食肉と皮に分かれます。鹿の皮は、その後、飯田市にある「株式会社メルセン」で革としてなめされ、千曲市の「グルーバーレザー」によって製品として仕上げられます。こうして手に入ったジビエレザーは、持続可能な製品作りに貢献する重要な資源となるのです。

また、このプロジェクトを通じて、ジビエレザーの認知度を高め、生産活動を安定させることが目指されています。これによって、地元の猟師や製造業者が連携し、持続可能な循環を生み出すことが期待されています。

プロジェクトには、2つの製品が登場します。「sincaウォレット」と「sincaポーチ」です。これらの商品は、信州鹿革の透明性ある製造プロセスを支えるもので、特にsincaウォレットは、手のひらに収まるコンパクトなサイズながら、最大14枚のカードを収納できます。

この取り組みは、持続可能な消費行動を促進し、エシカルなファッションの選択肢を広げることに貢献します。プロジェクトは、全国的に展開され、ジビエ産業の可能性を再評価するきっかけとなるでしょう。

詳しい情報は、Makuakeのプロジェクトページで確認できます。ジビエレザーの魅力を知り、持続可能な未来に向けた第一歩を踏み出しましょう。

連絡先:
グルーバーレザー
メールアドレス: [email protected]
電話番号: 026-214-9664
携帯: 080-9482-6507
公式ウェブサイト: https://www.grooverleather.com/
Instagram: https://www.instagram.com/grooverleather/