地域活性化を目指す猫砂プロジェクト、クラウドファンディング開始から目標達成

地域活性化を目指す猫砂プロジェクトが始動

合同会社SmallGearは、地域の未来を創出するためのクラウドファンディングプロジェクトを開始しました。その名も「50歳からの再出発！ゴミを宝に、エコ燃料で飛騨から未来に笑顔とあたたかさを」。このプロジェクトは、開始からわずか1日で目標金額の30万円を達成し、さらに翌日には50万円を突破しました。今回は、次なるステップとして「新聞紙から作る猫砂」の量産化に挑戦します。

新たな挑戦「猫砂」開発の背景

この新しい猫砂は、飼い猫の排泄物を吸水し、消臭効果も持つ特殊な製品です。倉野博司さんは、飛騨市神岡町にてエコ燃料を使用した木質ペレットの製造を行っていますが、製造過程で「猫砂は作らないのですか？」との声を多く受け、このアイデアを実現することにしました。実際に開発を進めていく中で、新聞紙から作ることで地域への貢献を果たす製品が完成したのです。

特徴と魅力

新聞紙から作る猫砂の主な利点は以下の通りです：

1. 優れた吸水力
通常の木質ペレット猫砂と比べて、吸水速度は約3倍。15秒で完全吸水できる能力があります。これにより、毎日の掃除が楽になります。

2. 崩れやすい性質
濡れると粉状になるため、システムトイレで使用する際に、詰まらず下に落ちる特性があります。この点で非常にストレスフリーです。

3. 高い消臭効果
新聞紙が持つ植物繊維に加え、インクに含まれる炭が消臭効果を高めており、排泄物の臭いをしっかり吸収します。

4. 地域社会への貢献
地域の古新聞をリサイクルすることで、地域の高齢者の活動機会を生み出し、環境にも優しい製品を提供することができるのです。

取り組みと今後の予定

この猫砂は、すでに友人や猫関連の団体にモニターとして使用してもらい、高評価を得てます。特に保護猫活動を行っているネコリパブリックさんにも使用していただき、実際に使い勝手の良さが確認されました。

さらに、量産体制が整い次第、コストの見直しを行い、より多くの人々に手に取ってもらえるような製品に進化させていきます。新たに追加されたリターンには「猫砂を体験するコース」や「保護猫施設に寄付するコース」などがあり、支援者にとって楽しみながら地域貢献ができるシステムが取り入れられています。