ヨーロッパの食文化を味わう旅へ
2025年9月24日(水)、ヨーロッパ観光委員会(ETC)日本支部が新たに発表した消費者向けプロモーション「美味しいヨーロッパ Gastronomy Journey」が始まります。このプロモーションは、ヨーロッパ各国の観光局が協力し、食文化をテーマにした特設ウェブサイトを開設する初の試みです。
特設ウェブサイトの概要
「美味しいヨーロッパ」の特設ウェブサイトでは、料理、スイーツ、ワインやビールといったアルコール飲料、そしてソフトドリンクまで、幅広い食の魅力を紹介します。さらに、ヨーロッパ各地の食文化に関する祭りやサステナブルなストーリーを取り上げ、多様性豊かな食文化を新たな視点で発信します。この液体的なアプローチは、単なる観光情報にとどまらず、旅行者にとっての価値ある体験を提供することを目指しています。
新たな取り組みの意義
このプロモーションは一般消費者向けだけでなく、旅行業界への情報提供も視野に入れています。日本旅行業協会(JATA)の協力を得て、旅行会社が食文化をテーマにした旅行商品を企画するための情報や素材を提供することで、BtoCとBtoBの展開を同時に進めます。
「美味しいヨーロッパ」は、ヨーロッパの13カ国それぞれの美味しい食経験を紹介し、旅行者に“ガストロノミージャーニー”の魅力を伝えることを目的としています。
このサイトを通じて、旅をより深いものにする、特有のグルメ体験を求める人々に新たな誘いがもたらされることでしょう。
プロモーションの背景
ETC日本支部の委員長である沼田晃一氏は、「海外に行きたくなるために、旅の魅力の伝え方を変更する必要性」があると語ります。ヨーロッパへの渡航が長くなる中で、深い体験を提供し、持続可能なプロモーションを推進するためには新たな枠組みが重要だと述べています。2005年には、観光業界全体が協力しながらワクワクするような仕掛けを作成することが求められています。
ヨーロッパに目を向ける目的
西山晃氏(ドイツ観光局日本支局長)は、今回のプロモーションの狙いについて言及します。「まずはヨーロッパ全体に注目してもらうことが重要であり、競合ではなく協力を通じて、ETCの枠組みでこのプロジェクトを実現できました」とコメント。文化的、歴史的、地理的な共通点を持つ多様な国々が共存するヨーロッパならではの魅力を最大限に引き出していく方針です。
ヨーロッパ観光委員会(ETC)について
ETCは1948年に設立されて以来、欧州各国の観光団体を代表する組織として、観光地としての持続可能な発展を目指しつつ、魅力あるツーリズムの広報活動に取り組んでいます。35の観光局が加盟しており、各国のベストプラクティスの共有や情報提供を通じて、多様性に富む欧州の観光価値を向上させています。
公式サイト(
美味しいヨーロッパ)を訪れ、食文化の多様性に富んだ旅を体験してみてはいかがでしょうか。美味しいものに出会えるヨーロッパの旅が、あなたを待っています!