株式会社オルツがこの度、米国カリフォルニアに本社を構えるSambaNova Systemsとのパートナーシップを発表しました。この連携は、AIの推論能力と学習工程においてより最適なプロセスを追求することを目的としています。
SambaNovaは、シリコンバレーのスタートアップ企業であり、独自のアーキテクチャを用いた最速のAI推論サービスを提供しています。この企業との協業により、オルツでは自社のP.A.I.(パーソナル人工知能)技術を活用し、AIの学習・推論の精度をさらに高めると同時に、スピードやコストパフォーマンスの向上を目指します。
オルツは、AIを活用した様々なソリューションを展開しており、同社の「LHTM-OPT2」は日本語に特化した軽量型言語モデルとして、業界内で最高の精度と推論速度を誇ります。この新たなパートナーシップにより、オルツはSambaNovaが提供する最先端の技術を利用し、より高性能な製品とサービスの開発に注力していく予定です。
鯨岡俊則氏、SambaNovaのアジア太平洋地域担当副社長は、「P.A.I.およびAIクローン技術の分野でのオルツとの協力により、私たちの技術がさらに進化することを期待しています」とコメントしています。
この連携によって、オルツは自社のCommunication Intelligence製品である「AI GIJIROKU」や、ノーコードでの生成AIプラットフォーム「altBRAIN」の機能を強化する見込みです。また、両社はグローバルなマーケティング活動の進展にも着手し、新たなビジネスチャンスを模索することになるでしょう。
オルツは2014年の設立以来、「人の非生産的労働からの解放」を目指しており、AI技術を用いたコミュニケーション支援やデジタルクローンの開発を行なっています。同社の製品群には、音声認識技術を利用したAI GIJIROKUや、様々な業種に応じたAIソリューションが含まれています。
SambaNovaとの提携によって、オルツは次世代のAI推論技術をさらにブレークスルーできる可能性が大いに期待されています。加えて、この新たな技術がさまざまな業界にどのように影響を及ぼすのか、および実際のビジネスプロセスにおける変革によって、顧客や企業にどのような恩恵がもたらされるのか、今後注目が集まります。AI技術の進化と共に、これからの両社の展開を見守りたいものです。