脱炭素プロジェクト始動
2025-07-02 14:25:00

脱炭素行動を促進する新プロジェクト、2025年に向けて始動

脱炭素行動を促進する新プロジェクト、2025年に向けて始動



近年、環境問題への関心が高まる中、日本各地で脱炭素に向けた活動が活発化しています。その中で、株式会社日本総合研究所は、大阪府、兵庫県、奈良県、京都府、横浜市と連携し、新たな施策「みんなで減CO2(ゲンコツ)プロジェクト2025」を開始することを発表しました。このプロジェクトは、主に小学校の4年生から6年生を対象に、脱炭素行動の変容を促すことを目的としています。

プロジェクトの背景と目的


本プロジェクトは、特に生活者の意識を変えることに重点を置いています。約53万人の児童とその保護者を対象にしたこの取り組みは、環境省の補助を受けており、様々な教育啓発活動を経て、実際の行動へとつなげる狙いがあります。日本総研は、メーカーや小売業者など15社からなる「チャレンジ・カーボンニュートラル・コンソーシアム(CCNC)」との協力のもと、各種学習キットや自由研究コンテスト「エコラベルハンター2025」を実施します。

教育啓発の施策


2024年度の実証実験では、脱炭素に関する学習キットの配布や、学校での出前授業、店舗を活用したワークショップが行われました。これらの活動を通じて、参加した生活者のエコラベルやカーボンフットプリント(CFP)に対する意識が高まったとのデータも得られています。具体的には、環境配慮商品への購買意欲が、平均よりも15〜20ポイント上昇することが確認されました。

子どもたちの意識を変える


プロジェクトの中心的な目標は、子どもたちが楽しみながら環境問題について学ぶ機会を提供することです。これにより、保護者の意識も変わり、家庭内での環境への配慮が促進されることが期待されています。また、当プロジェクトでは、すでに実施されたキャンペーンが高い集客効果を上げていることも分かっています。

「エコラベルハンター2025」を詳しく見る


「エコラベルハンター2025」は、児童がエコラベルやCFPについて学ぶための学習キットを配布し、家庭や店舗でその情報を探求する活動です。特設ウェブサイト上で成果を記録し、自由研究として表彰されることで、学びを楽しむだけでなく、実社会とのつながりも強化しています。自治体ごとに多くのエコラベルを見つけた児童を表彰するこのコンペティションは、参加者にとっても大変意義のあるものです。

奈良県との特別な連携


奈良県とは、脱炭素施策を推進するために、教育委員会や環境森林部と密接に連携しています。ここでは、児童向けに「CO2モンスター」や出前授業を通じて、継続的な環境学習が行われます。これにより、意識と行動の変容をさらに促進し、効果的な学習モデルが形成されることが期待されています。

今後の展望


このプロジェクトの実施を通じて、市民に脱炭素行動が浸透し、社会全体での意識変革が進むことを目標としています。2030年度には温室効果ガス46%削減の達成も視野に入れつつ、環境に優しい商品の選択肢を広げていくためのフレームワークが検討されるでしょう。任意の「減CO2モニター」を通じて行動データを分析し、施策の改善点も洗い出していく予定です。

この「みんなで減CO2(ゲンコツ)プロジェクト2025」は、生活者一人一人が脱炭素社会の担い手となるための大きな一歩となるでしょう。今後の進展が期待されます。


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会社情報

会社名
株式会社日本総合研究所
住所
東京都品川区東五反田2-18-1大崎フォレストビルディング
電話番号
03-6833-0900

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