核融合の新技術
2026-02-05 15:28:35

ヘリカル型核融合炉の未来を切り開く新たな製作技術の導入

ヘリカル型核融合炉の実用化に向けた新たな動き



フュージョン(核融合)エネルギーは、持続可能でクリーンな電力を提供する可能性を秘めた、最前線の技術です。この分野で新たな進展がありました。株式会社Helical Fusion(東京・中央区)が、富山県滑川市に本社を構える株式会社スギノマシンと連携し、核融合炉「Helix HARUKA」のためのコイル製作マシンを新たに開発しました。

この取り組みは、核融合エネルギーの実用化を目指す「ヘリックス計画」に基づいており、その重要なコンポーネントである高温超伝導コイルの製作を可能にするものです。同社CEOの田口昂哉氏は、国内外のフュージョンエネルギー事業が活発化している現在、この技術開発を通じて日本のものづくりの力を結集し、世界初の実用核融合炉の実現を目指すと語っており、スギノマシンの技術力への感謝を強調しました。

スギノマシンの役割と意義



スギノマシンは、1936年の創業以来、産業機械の分野で高い技術力を発揮し続けており、今回の核融合プロジェクトにもその専門性を活かしています。同社の代表取締役社長、杉野岳氏は、「技術で世の中に貢献すること」を企業の存在意義とし、核融合の実現に向けた挑戦に果敢に取り組む姿勢を表明しています。

ヘリカル型核融合炉は、その名の通り、らせん状のコイルで特徴付けられます。このコイルは、プラズマを安定的に閉じ込め、効率的なエネルギー生産を実現するために不可欠な役割を果たします。しかし、らせん状のコイルを製作することは高い技術が求められ、多くの困難が伴います。スギノマシンと共同で行われたコイル製作マシンの開発により、この難題に対する解決策が生まれたのです。

最新技術の実現と今後の展開



新たに開発されたコイル製作マシンは、高温超伝導ケーブルをらせん状に巻きつけることができるよう設計されています。この技術により、高性能なコイルを迅速かつ効率的に製作することが可能になり、核融合炉の組み立てにおいて重要な役割を果たすことが期待されています。また、Helical Fusionは2026年半ばまでに「Helix HARUKA」の組み立てを進める計画を立てており、短期間で実証実験に向けた準備が進められています。

核融合エネルギーの未来



国連の予測によると、2050年には約17億人の人口増加が見込まれており、それに伴う電力需要の急増が懸念されています。既存の発電方法ではこの需要に応えきれないという課題があり、フュージョンエネルギーはその解決策として注目されています。この発電方法は、CO2を排出せず、海水から豊富に採取できる水素を燃料とし、資源の枯渇を心配せずに利用できる点がその特徴です。

更に、日本政府は核融合エネルギーの早期実用化を成長戦略の一環として位置付け、施策の推進を図っています。今後、核融合プラントの建設に向けたロードマップも整備される中で、Helical Fusionとスギノマシンの取り組みは国際的競争において重要な位置を占めることとなるでしょう。

まとめ



ヘリカル型核融合炉の実用化という目標に向け、Helical Fusionとスギノマシンの連携による新たな技術の開発は、エネルギー問題解決に向けた一歩を印象づけています。核融合エネルギーの実現が期待される中、日本が世界をリードする未来の姿が期待されています。今後の進展に目が離せません。


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会社情報

会社名
株式会社スギノマシン
住所
富山県滑川市栗山2880番地
電話番号
076-477-2555

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