グローバルクラウドERP「multibook」がマレーシアのe-Invoice制度に対応
株式会社マルチブックがその提供するグローバルクラウドERPサービス「multibook」を通じて、マレーシアのe-Invoice(電子請求書制度)に標準対応することを発表しました。この新機能により、マレーシアで事業を行う企業は、税務当局が運営するウェブアプリ「MyInvoisPortal」経由で、一括して電子請求書の認証申請を行えるようになります。これにより、請求書の取り扱いが大幅に効率化されることが期待されています。
マレーシアのe-Invoice制度について
e-Invoice制度は、マレーシアにおける税務規制の効率化や取引の透明性を向上させるために、2024年6月から段階的に導入されます。この制度では、請求書を発行する企業が取引毎に請求情報を税務当局に電子的に申請し、認証を受けなければなりません。2025年7月1日からは、ほぼ全ての事業者がこの制度に対応することが義務付けられるため、多くの企業が急いで対応する必要があります。
具体的には、企業が税務当局の認証を受ける方法は主に2つあります。一つは、「MyInvoisPortal」で直接入力する方法、もう一つは既に使用している請求書発行システムと「MyInvoisPortal」をAPI連携させる方法です。また、今後の対応は2024年12月まで進められる予定です。
「multibook」のe-Invoice対応機能
「multibook」では、今回新たに「MyInvoisPortal」への一括アップロードが可能なファイル出力機能を標準装備しました。この機能では、マレーシアの規定に合ったフォーマットで書類を作成することができ、手作業での作成よりも大幅に時間を短縮できることが見込まれます。これにより、マレーシアに拠点を置く企業は、「MyInvoisPortal」での一括申請が可能になり、業務の効率性向上や作業時間の削減、さらにはエラーのリスク低減が期待されます。
マルチブック社では、今後も各国の法的要件に対応したサービスの拡充を図り、企業の海外進出を支援し続けることを目指しています。
グローバルクラウドERP「multibook」の特徴
「multibook」は、迅速な導入、高速な処理、迅速な問題解決に特化した海外拠点向けのクラウドERPです。このシステムは12言語に対応しており、各国の通貨や複数の帳簿を一元管理することが可能です。製造業や商社、飲食、建設業など、様々な業界での導入実績があり、34ヵ国で500社以上の企業が利用しています。主な機能としては、会計処理、ロジスティクス管理、固定資産管理、IFRSリース資産管理、経費精算などが含まれます。
詳細については公式ウェブサイト(
multibook)をご覧ください。
会社概要
- - 会社名: 株式会社マルチブック
- - 代表者: 代表取締役CEO 渡部 学
- - 設立: 2000年9月
- - 本社所在地: 東京都品川区西五反田1-1-8 NMF五反田駅前ビル5階
- - 海外拠点: シンガポール、タイ、フィリピン
- - 事業内容: グローバルクラウドERPサービス「multibook」などの企画・開発・提供
- - URL: multibook
このように、マルチブックはマレーシアの新しい税制にしっかり対応し、企業の国際的な課題解決を支援していく姿勢を強調しています。