SBIレオスひふみの「資産形成応援団」
先日、SBIレオスひふみ株式会社が、約1億3,000万円を還元する「資産形成応援団」に関する発表を行いました。この取り組みは、同社が直接販売する投資信託「ひふみ」シリーズの保有者に対するもので、5年以上の長期保有を支援する目的で実施されます。これにより、43,534名のお客様に信託報酬の一部が還元されることになりました。
資産形成応援団とは?
「資産形成応援団」は、日本で初めて導入された新しい制度です。この制度は、ひふみ投信やひふみワールドを直接販売で5年以上保有している契約者に、信託報酬の一部を年2回(4月・10月)還元するものです。この仕組みによって、実質的な信託報酬の割引が実現され、長期的な資産形成が後押しされています。還元された応援金は、新たな投資信託の購入に充てられ、現金での還元は行われません。
信託報酬の還元率は、受益権口数に基づく資産残高により変動します。具体的には、ひふみ投信の場合、5年保有で実質信託報酬が0.878%、10年保有で0.678%となります。一方、ひふみワールドでは、5年保有で1.528%、10年保有で1.378%という数字が提示されています。
直接販売の仕組み
SBIレオスひふみでは、2008年にひふみ投信が、2019年にはひふみワールドが直接販売を開始しました。これにより、現在、ひふみ投信の基準価額は80,832円、ひふみワールドは26,284円(2023年10月15日時点)となっています。
同社の直接販売によるお客様数は約60,000人に上り、その中でも40代以下の資産形成層が全体の約50%を占めています。また、投資家の約70%が毎月1万から3万円のつみたて投資を実施しています。
加えて、SBIレオスひふみでは、お客様向けにセミナーや「社会科見学」といった投資を身近に感じるための活動も行っています。これにより、投資信託の理解を深める機会を提供し、参加者の資産形成を支援しています。
企業の理念と今後の展望
レオス・キャピタルワークス株式会社は、2003年に設立され、資本市場を通じて社会に貢献することを経営理念に掲げています。「ひふみ」シリーズの投資信託は、長期にわたる資産形成を意識した運用を行い、保守的かつ確実な増加を目指します。また、同社は国内外の企業年金基金や機関投資家の資産を運用する投資顧問業務も展開しており、その実績は高い評価を得ています。
今後も、SBIレオスひふみは新たな制度やサービスを提供し、投資信託市場での信頼性をさらに高めていくことでしょう。