次世代プロテインの展望
2025-10-10 11:14:50

カゴメとNoMy Japanが推進する次世代プロテイン市場、マイコプロテインの革新

マイコプロテイン製品開発の新たな挑戦



NoMy Japan株式会社は、カゴメ株式会社との共同で、独自に開発したマイコプロテインを基にした製品の開発可能性の検証を行うことを発表しました。この取り組みは、日本国内の食の未来を目指すものであり、特にサステイナビリティや健康に対する意識が高まる中、非常に注目されています。

マイコプロテインの特性とその魅力


マイコプロテインは、伝統的な発酵食品である味噌や日本酒に用いる「麹」に由来する革新的なプロテインです。この成分は、肉に似た食感や豊かな風味を持ち、自然発酵により栄養素が豊かで、さらに高たんぱく・高食物繊維・低脂肪という健康的な特性を兼ね備えています。これにより、マイコプロテインは日本の食文化に新たな風を吹き込む存在として期待されています。

特に、近年の健康志向の高まりを受け、国内での需要が増加しています。旅やライフスタイルの変化に伴い、日本の消費者は美味しさだけでなく、栄養価や環境への配慮にも関心を寄せるようになりました。マイコプロテインは、そんなニーズに応える素材として、多くの可能性を秘めています。

共同開発の目的と方向性


現在、NoMy Japanは2026年に向けての生産技術の実現可能性や、試作食品の官能特性の検証を行っています。かつての事例をもとにした日本市場のニーズ調査を経て、本取り組みは単なる製品開発に留まらず、次世代の食材としてマイコプロテインの市場形成にも寄与することを目指しています。

そのために、2024年には日本国内産糖の大手、日本甜菜製糖株式会社と共同して、実証実験を開始する予定です。この実験は、「テンサイを活用した新産業の創出」をテーマに、新たなプロテインの供給源を模索するものです。

国際的なパートナーシップと展望


またこのプロジェクトは、ノルウェーに拠点を置くNorwegian Mycelium ASの支援も受けています。この企業は、持続可能な菌類ベースのソリューションを開発しており、マイコプロテインの製造過程においても高度な技術とノウハウを提供しています。2024年には、日本の消費者に向けた次世代プロテインの基準を打ち立てることを目指し、さらなる取り組みを進めることが期待されています。

まとめ


NoMy Japanとカゴメの共同開発により、マイコプロテインを活用した新たな食品が市場に登場する日もそう遠くはないでしょう。健康的で、持続可能な食生活を実現するための第一歩として、この製品開発が多くの人々に受け入れられることが期待されます。マイコプロテインの旅路は始まったばかりであり、今後の展開に注目です。


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会社情報

会社名
NoMy Japan株式会社
住所
北海道札幌市中央区南一条西1丁目15-3-3F LIGHT OFFICE
電話番号
090-4418-3865

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