唐津市、MaaS推進事業の実証実験を開始
唐津市では、公共交通の維持と利用促進のため、2026年2月3日に新たなMaaS(Mobility as a Service)推進事業の実証実験を開始します。この取り組みには、昭和自動車株式会社や佐賀玄海漁業協同組合など、地域の様々な企業や団体が参加しています。
MaaS推進事業とは?
MaaSとは、交通手段を一つのアプリで統合的に提供し、利用者の移動をより便利にするサービスです。唐津市では「stera transit」を活用し、公共交通機関の革新を目指します。具体的には、三井住友カードのタッチ決済システムを利用したサービスが導入され、利用者は高速バス「からつ号」や高島航路「ドリームラインたかしま」をクレジットカードで簡単に利用できるようになります。
実証実験の主要内容
実証実験では、以下の取り組みが行われます:
1.
タッチ決済による乗車サービス:昭和自動車が運行する「からつ号」と漁業組合が運航する「ドリームラインたかしま」で、クレジットカードをかざすだけで簡単に乗車できるようになります。対応ブランドにはVisaやMastercardなどが含まれます。
2.
総合交通アプリ「Pass Case」:このアプリで、「からつ号」および「ドリームラインたかしま」を用いたお得な乗り放題券が購入可能です。「Pass Case」でクレジットカードを登録しておくことで、専用端末にカードをかざすだけで乗車が可能です。このサービスは2026年2月3日から3月12日までの期間限定で提供されます。
3.
移動・消費データの分析:公共交通利用者の属性や利用目的を分析し、地域の交通サービス向上に役立てます。これにより、地域の交通活性化を図ることができます。
課題と今後の展望
唐津市は高齢化や人口減少の影響を受けており、公共交通の維持が重要な課題です。日常の移動手段として自家用車に頼る地域特性があるため、免許返納後の外出機会を減少させないための取り組みが必要です。観光客の増加に伴う移動ニーズにも対応し、公共交通利用の魅力を高めることが求められています。
今後、今回の実証実験を通じて得られたデータと利用者の声を基に、地域の交通政策を見直し、MaaSの普及を進めていくことで、持続可能な交通網の構築を目指します。地域の活性化に向けて、関係機関と連携し、一丸となって取り組むことが期待されています。これからの唐津市の公共交通の未来に、ぜひご注目ください。
共同事業者の役割
このプロジェクトには、複数の企業や団体が関わっており、それぞれの専門性を活かした役割分担が行われています。
- - 昭和自動車株式会社:高速バスの運行とタッチ決済による乗降サービスを担当。
- - 佐賀玄海漁業協同組合:航路の運行とタッチ決済による乗降サービスを提供。
- - 三井住友カード株式会社:MaaSアプリの開発・運営、タッチ決済データの分析を実施。
今後の展開も見逃せません。