テリロジー、AIを駆使した次世代型セキュリティ訓練プラットフォームを発表
株式会社テリロジー(東京・千代田区)は、AIを専門とするAironWorks株式会社(東京・港区)との販売パートナー契約を締結し、同社が開発した次世代型セキュリティ訓練プラットフォームの取り扱いを開始しました。この新プラットフォームは、最近のサイバー攻撃のトレンドに対応し、組織全体のセキュリティレベルを向上させるために設計されています。
最近、企業は標的型攻撃メールによる被害が依然として続いており、特に生成AIの利用によって攻撃の手法も進化しています。いかに高度なセキュリティシステムを敷いていても、最終的には従業員の判断に依存しており、その結果、情報漏えいの多くが「人為的ミス」の影響を受けています。この現実を受け、テリロジーは従業員のセキュリティリテラシーを高めるための新しい教育ソリューションの重要性を感じ、AironWorks社との協業を進めてきました。
AIによる自動化と個別最適化
新しいプラットフォームの特徴は、AIによる自動生成機能です。具体的には、リアルな標的型攻撃メールを自動的に生成し、それを使って定期的に従業員に模擬訓練を実施します。これにより、従業員は実際の攻撃シナリオに基づいたトレーニングを受けることができ、直感的で効果的な学習が実現できます。また、訓練は動画やクイズを取り入れた形式で提供され、学習効果をさらに高めています。
効率的な管理が可能に
プラットフォームには、各従業員の学習進捗や理解度を可視化するダッシュボード機能が搭載されています。これにより、管理者は全社的な教育状況を把握しやすく、必要に応じて改善施策を迅速に講じることが可能です。訓練の準備からメール配信、結果の収集まで、一連のプロセスを効率よく整理できるため、担当者の負担も大幅に軽減されます。
AironWorks社のコメント
AironWorks社の寺田CEOは「我々は、企業を守るためには『人』の判断力が不可欠だと考えています。AIが提供するリアルな攻撃シナリオと、個別最適化された教育プログラムを合わせることで、持続可能なセキュリティ訓練を実現します」とコメントしており、特に製造業や通信業界における重要性を強調しています。これにより、日本の産業のセキュリティ強化に貢献していきます。
簡単な導入プロセス
さらに、テリロジーの新しいプラットフォームは導入の手間が少なく、最短30分で従業員情報の登録が完了します。これにより、導入決定後、すぐに実践的なメール訓練を開始することが可能になります。また、フィッシングメールを判定する支援ツール「PhishDetectAI」との併用も推奨されており、日常業務における不審なメールの管理にも役立てられています。
テリロジーについて
株式会社テリロジーは1989年に設立され、セキュリティやネットワーク関連ビジネスにおいて300社以上の顧客にサービスを提供しています。彼らの豊富な経験と実績を生かし、AIを用いた新しいセキュリティ訓練プラットフォームを通じて、組織全体のセキュリティ強化に取り組んでいます。詳細は、
テリロジーの公式ウェブサイトでご覧ください。
この新しいプラットフォームの導入により、テリロジーは企業のセキュリティ対策を一層強化し、従業員の判断力とリテラシーを高めることで、業界全体のサイバーセキュリティの向上を目指していきます。