熊本で災害対応力強化
2025-09-01 16:47:25

トヨタ自動車と熊本県が連携し災害対応力を強化するプロジェクト始動

トヨタ自動車と熊本県が始める「くまもと通るモン!プロジェクト」


熊本県とトヨタ自動車が共同で、新たな災害対応力を高めるプロジェクトを始動しました。このプロジェクトは、「くまもと通るモン!プロジェクト」という名のもと、災害時に必要な情報の迅速な共有を目指しており、特に道路通行情報にフォーカスしています。

1. 背景

近年、日本は自然災害に見舞われることが増えています。特に熊本県では、2016年の熊本地震や2020年の豪雨により、重要な道路が封鎖される事態が数多く発生しました。このような状況では、迅速な救助や物資の輸送が必要不可欠ですが、道路情報の不足はそれらの初動対応に大きな影響を与えます。これを受けて、トヨタ自動車と熊本県は、道路通行状況に関するデータを効果的に活用することで、その対応力を高めようとしています。

2. 具体的な取り組み

本プロジェクトでは、「通れた道マップ」というトヨタのサービスを活用します。このマップでは、車両のプローブ情報に基づいて、災害発生時の通行可能な道路をリアルタイムで表示することが可能です。特に、過去1時間以内の交通情報を取り入れることで、より即時性のある情報提供を行うことが期待されています。
また、熊本県では地域の冠水や倒木、道路損壊の情報をリスト化し、拠点病院や避難所の情報と組み合わせて「統合マップ」を構築。このマップは、防災訓練などで実際に使用され、災害発生時の初動対応を迅速化するための重要なツールとなるでしょう。

3. プロジェクトの運営

このプロジェクトは2025年9月から2026年3月までの期間で運営される予定です。熊本県は、道路による被害情報や災害応急対策の検討を行います。トヨタ自動車は、県が保有する情報をマップに取り込み、実用的な活用方法を研究します。また、一般財団法人トヨタ・モビリティ基金が全体的な支援を行います。

4. 期待される成果

本プロジェクトが成功すれば、災害時における車両通行情報の広域的な活用法が見いだされるでしょう。これにより、いざという時に誰一人取り残さない社会を目指す姿勢が更に強化されることが期待されます。

5. 終わりに

このように、トヨタ自動車と熊本県が連携する「くまもと通るモン!プロジェクト」は、災害時の迅速な情報共有を実現し、地域社会の災害対応力を高める重要な取り組みと言えます。トヨタ自動車は、創業以来、地域社会との連携を重視し、多くの社会課題に取り組んできました。今回の企画も、その延長線上に位置しており、モビリティを通じてより豊かな社会の実現を目指です。


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会社情報

会社名
一般財団法人トヨタ・モビリティ基金
住所
東京都文京区後楽1丁目4-18トヨタ東京本社内
電話番号
03-3817-9960

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