インドネシアのIIJ GSが業務管理を革新する「DRESS CODE」を導入

IIJ GS Indonesiaが「DRESS CODE」を導入

最近、IIJ Global Solutions Indonesiaは「DRESS CODE」を導入したことを発表しました。この導入は、インドネシア国内の人事やIT資産管理業務を一段と効率化し、同社のクライアントへの提案力を高めることを目的としています。

導入の背景

IIJ GS Indonesiaは2015年に設立され、主にインドネシアの企業や日本企業に向けてITサービスを展開しています。これにはセキュリティサービス、システムインテグレーション、設置サポート、運用管理が含まれ、多岐にわたるサポートが提供されています。また、2025年にはStarlinkの認定再販事業者としてのサービス提供も予定しており、通信インフラの発展に寄与しています。

インドネシアでは労働力人口が増加しており、2025年には1億5,305万人に達する見込みです。これに伴い、オフィスワーカーの賃金上昇や転職の活発化が進み、人的リソースやIT資産の管理が複雑化する課題が浮上しています。特に情報管理に関しては、従来の運用ルールに依存した管理体制が問題視され、可視性が欠如したり、業務が重複したりすることが多く見受けられました。

さらに、ITツールやデバイスの調達コストが高く、効率的な資産管理が企業にとって重要なテーマとなっていました。このような背景を受け、IIJ GS Indonesiaは「DRESS CODE」の導入を決定しました。

「DRESS CODE」の導入効果

1. 人的資本・IT資産の統合管理

「DRESS CODE」は人事情報とIT資産情報を結びつけることで、組織全体のデータを一元化します。これにより、情報の再入力や確認作業を大幅に減少させ、業務の効率化を図ります。属人化を排除し、情報の透明性を向上させられることから、ガバナンスも強化されます。

2. セキュリティリスクの低減

「DRESS CODE」は組織内のソフトウェアとデバイスの利用状況を自動で検出し、可視化します。これにより、部門独自のIT導入や管理外デバイスの把握が容易になり、情報漏洩や不正アクセスのリスクを大幅に低減できます。

3. コスト最適化

このプラットフォームを使用することで、ソフトウェアライセンスやデバイスの実際の利用状況を詳細に分析可能です。未使用のライセンスや過剰なデバイスを特定し、無駄なコストを削減してより戦略的なIT投資ができるようになります。

IIJ GS Indonesiaの展望

IIJ GS IndonesiaのPresident Director 延廣得雄氏は、インドネシアの経済発展にともないIT需要が増加する中で「DRESS CODE」の導入が重要な解決策であると考えています。属人性や非効率な管理体制を一新することで、セキュリティリスクを解決し、業務効率を向上させる期待が寄せられています。

また、同社は「DRESS CODE」の思想に共感し、自社の業務基盤としての活用を進めるとともに、顧客企業にも同様の課題解決のために提案を行っていく意向を示しています。