ビットコイン取引所Kraken、MTGOX破産手続支援に正式決定
ビットコイン取引で知られる暗号資産取引所Krakenは、株式会社MTGOXの破産手続に関する支援企業に選定されたことを発表しました。本契約は東京地方裁判所の許可のもと、本日締結されました。この支援契約に基づき、KrakenはMTGOXの破産管財人である小林信明弁護士と連携し、主に以下の業務を担当していくことになります。
1. ビットコインの調査支援:紛失または盗難の可能性があるビットコインの詳細調査を通じて、債権者への影響を評価し、必要なデータを提供します。
2. 債権及び調査システムの構築:債権届出や調査を行うためのシステムを整備し、破産手続の透明性を確保します。
3. 配当手続への協力:ビットコインまたは現金による配当を行うためのサポートをし、破産債権者が受け取れる資産の最大化を図ります。
4. ビットコイン換価の支援:必要に応じて、ビットコインの換価を行う手助けをし、破産財団に資金を提供します。
Krakenは、世界的に有名なビットコイン取引所として、豊富な経験と専門知識を活かし、MTGOXの破産手続において破産債権者にとって最良の結果を目指します。この契約により、ビットコイン市場の健全な発展が期待されます。また、Krakenは日本市場における円サービスを開始しており、より多くのユーザーへとサービスを拡大しています。
Krakenについて
Krakenは2011年に設立され、米国サンフランシスコを拠点とした世界的なビットコイン取引所です。ユーロ扱いでの取引量では世界トップの地位を誇り、強固なコンプライアンス体制とセキュリティシステムを備えており、多くのユーザーから信頼を得ています。 代表者のジェシー・パウエル氏は、法に則った安全な取引所が求められていることを強く認識し、業務を推進しています。
支援対象者とそのメリット
Krakenの支援活動は、MTGOXの破産債権者に対して大きなメリットをもたらすとされています。特に、紛失・盗難のビットコインに係る調査支援は、債権者が受け取るべき資産を明確にする手助けとなるでしょう。
破産手続の進行状況について
Krakenは、MTGOXの再生や事業の継続を目的としたものではありません。各債権者への配当の便宜を図る中で、ビットコインや預かり資金の配当・換価手続きに関与する可能性はあれど、直接的な負債の引受やユーザー情報の譲渡は行わないとしています。
体制の整備とサポートによって、今後の破産手続はより透明で効果的に進行し、債権者は適切な資産の受け取りが期待されます。
具体的な支援は今後の手続き進行に応じて異なる可能性があり、進捗についてはMTGOXのウェブサイトなどを通じて随時報告される予定です。Krakenはこの重要なプロセスにおいて、専門的かつ積極的に貢献し続ける意向を示しています。
会社情報
- 会社名
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Payward Japan 株式会社
- 住所
- 東京都渋谷区東3-11-10恵比寿ビル アークアウトソーシング株式会社内
- 電話番号
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