大阪音楽大学が110周年記念演奏会を開催！次代への音楽の架け橋

大阪音楽大学創立110周年記念演奏会

2025年に創立110周年を迎える大阪音楽大学では、これまでの歴史を祝い、未来へとつなぐ演奏会を催すことになりました。この演奏会は、創立者である永井幸次先生の功績を称え、学校の理念や精神を再確認する機会でもあります。これまで大切にしてきた「基礎教育の徹底」や「音楽を通じた人間力の育成」を体現する内容が、在学生や卒業生、教員の協力によって生まれます。

記念演奏会の目的と意義

本演奏会はただの記念行事ではなく、次世代へのメッセージを込めた演奏会として位置付けられています。110周年を機に、今後の150年、200年に向けての第一歩を歩み出そうという気持ちを込めています。永井幸次先生が残した理念を新しい世代が受け継ぎ、更なる進化を目指します。

演奏会のプログラム

本演奏会は2部構成になっており、前半には「大阪音楽大学吹奏楽作品作曲コンクール」の本選が行われます。このコンテストは、大阪音楽大学の作曲専攻卒業生を対象とし、選ばれた作品が吹奏楽団によって演奏され、聴衆の投票によって受賞作品が決まります。受賞作品は2026年に行われる第57回吹奏楽演奏会で披露される予定です。これにより、卒業生の素晴らしい作品が国内外に広がることを目指しています。

「永井幸次讃歌」の演奏

後半では、壮大な作品「永井幸次讃歌」が演奏されます。この作品は、作曲・指揮は高昌帥副学長が務め、台本には元教授の橋口武仁名誉教授と卒業生の籔川直子氏が共同で手掛けました。また、永井幸次先生のご孫であり元学長の永井譲名誉教授もオルガン演奏で参加します。この公演では、永井幸次先生の自伝『来し方八十年』がテキストに用いられ、その思想が音楽として昇華される様子が楽しめます。