外国人居住者のライフラインを支える新たなサービス
日本国内の人口減少が進む中、外国人の居住者数はここ最近で過去最大に達しています。これに伴い、外国人の皆さんが新生活をスムーズに始められるようにする必要があります。そこで、ハウスコム株式会社とRenxa株式会社が業務提携し、新たなサービス「Lifestyle Advisor Global」を提供することを発表しました。
日本に住む外国人の現状
総務省の調査によれば、日本人の総人口は減少傾向にあり、2009年の1億2,707万人をピークに、15年連続で減少しています。その一方で、外国人の人口は増加し、現在は332万人に達しています。こうした状況では、外国人の受け入れと共生がますます重要になっています。
特に、外国人にとって日本での生活は言葉や文化の違いから、様々な不安や困難を伴います。新たに日本に来た外国人の中には、電気やガス、水道、インターネットなどのライフライン利用開始手続きに多くの困難を感じる方も少なくありません。これらの手続きは複雑で、時には理解しにくいこともあります。
新サービス「Lifestyle Advisor Global」の提供開始
このような背景を受けて、ハウスコムとRenxaの提携によって、「Lifestyle Advisor Global」が誕生しました。これは、ハウスコムで賃貸物件を選んだ外国人のお客様に対して、ライフラインの利用開始手続きを母国語でサポートするサービスです。
「Lifestyle Advisor Global」は日本に居住する外国人に対し、電気・ガス・水道、インターネット回線等の手続きを、ネイティブスピーカーが対応します。対象としている言語は非常に多岐にわたり、日本語、英語、中国語、韓国語、ベトナム語、インド語、ネパール語、ミャンマー語、タガログ語、インドネシア語、スペイン語、ポルトガル語があります。これにより、多様なバックグラウンドを持つ外国人が安心して日本での生活を始めることができます。
今後の展望と取り組み
ハウスコムは今後、外国人居住者が日本で快適に生活できるよう、更なるサポート体制の強化やサービスの充実に努めていくと発表しています。特に、外国人留学生に向けた支援も重視しており、一般社団法人「外国人留学生支援 KAKEHASHI」を設立しました。これにより、より多くの外国人が日本での生活を支援される機会を得られるでしょう。
会社概要
ハウスコム株式会社は、全国で200を超えるリアル店舗で賃貸仲介サービスを提供する企業です。ITやAIの力を駆使して、顧客と従業員の体験を最適化し「幸せあふれる、未来の暮らし」を実現するための住まい探しを行っています。
一方のRenxa株式会社は、2017年に設立された企業で、外国人に特化したライフラインサービスを提供しています。
この新たな取り組みを通じて、ハウスコムとRenxaは、外国人の皆さんが日本で直面するハードルを少しでも低くすることができるよう、力を合わせて進めていくことでしょう。日本に居住する外国人が豊かな生活を送れることを願っています。