小田原産キヌヒカリを使用した新しい純米酒『海と大地』
神奈川県小田原市に本社を置く鈴廣かまぼこ株式会社が、ブランドオリジナルの純米酒『海と大地』を2025年5月1日(木)にリニューアル発売します。この日本酒は、小田原産の食米「キヌヒカリ」を100%使用しており、その魅力を最大限に引き出した一品です。
地元米の魅力を活かした酒造り
鈴廣の特製魚肥を用いて育てられたキヌヒカリは、その名の通り絹のような炊き上がりが特徴で、食用米としても人気があります。このリニューアルでは、お米の持つ旨味・甘味を生かすために精米歩合を65%に設定しました。雑味を抑えたクリアな味わいは、低温発酵によって成し遂げられています。
設定された酵母と麹菌
酒造りは、歴史ある井上酒造が担当。創業1789年の中、長年の経験を活かし、キヌヒカリの特性を最大限に引き出すための酵母と麹菌を厳選しました。これにより、キヌヒカリ特有の香りと味わいが際立つ酒が完成しました。
仕込み水と味の調和
仕込み水には富士山東麓の丹沢山系の伏流水が利用されています。この中硬水を使用することで、すっきりとした飲みごたえを実現し、食中酒としてあらゆる和食とよく合います。特にかまぼこや白身魚の刺身との相性がよく、日本酒初心者でも飲みやすいように設計されています。
特徴と販売情報
- - 分類: 純米酒
- - 原材料: 小田原産キヌヒカリ、米こうじ
- - 精米歩合: 65%
- - アルコール分: 16度以上17度未満
- - おすすめの飲み方: 常温やぬる燗
- - ペアリング例: 板わさ、竹輪、おでん、刺身など
価格は、300mlで942円(税込)、720mlで1,980円(税込)です。直営店を中心に販売され、鈴廣の名を冠するこの日本酒は、地元の食文化を体験する絶好の機会となるでしょう。
かまぼこと日本酒の関係
鈴廣は、かまぼこの製造企業として、地元産の食材を使用した日本酒の開発を行っています。かまぼこは日本酒と相性が良いので、地元の特産物であるかまぼことともに楽しめる日本酒を提供することが目的です。昔から続く米作りには、魚を原料とした有機肥料が利用されており、地元の農家と連携して循環ビジネスを展開しています。
まとめ
小田原の風土から生まれた純米酒『海と大地』は、地元の香り高いキヌヒカリを活かし、飲みやすさと食との相性を考慮した工夫が詰まった一杯です。ご飯をおかずに楽しむような新しい飲酒スタイルを提案します。静かに、でも力強く根付いた地域文化と、食を楽しむ精神を込めもう一杯、どうぞお楽しみください。