障がい者の特性を活かした雑貨ショップ『無人雑貨 古今商店』の誕生
今年の6月24日(土)、杉並区西荻窪に新たに誕生した『無人雑貨 古今商店』が注目を集めています。このショップは、障がい者が全ての商品を製作しているユニークな店舗であり、彼らの特性を活かしたこぎん刺し商品を楽しむことができます。
こぎん刺しと障がい者の特性
こぎん刺しは、細かい麻100%の生地を使用した伝統的な刺繍技法です。特に、障がいを持つ方々は、手先が器用で仕事に対する集中力が高いとされ、この技法とその特性が見事に融合しています。『無人雑貨 古今商店』では、ピアスやイヤリングなどのアクセサリー、ブローチ、コースター、巾着、がま口など、様々な雑貨が販売されています。
豊かな品揃えと独自のデザイン
11年目を迎えるこの取り組みでは、川崎、つくば、宇都宮の障がい者就労支援事業所で製作された作品が集まります。この直営店は、独自デザインの多彩な柄や色使いが揃った賑やかなスペースに仕上がっており、訪れる人々にとって新しい発見の場となるでしょう。
また、一般的に使用されるこぎん刺し用生地よりも、さらに緻密で繊細な仕上がりが魅力です。生成り生地が藍染や墨染めされることで、表情が豊かに変化し、手作りの温かみを感じられます。
無人店舗の魅力
無人雑貨の大きな魅力は、時間に気を使わず、心安らぐ空間の中でゆっくりと商品をチェックできることです。買物はもちろん、障がい者の手作り品に触れ、「ウェルフェアトレード」への理解と共感が得られる場所として機能しています。
このショップで販売される商品は、全て障がいを持つ方々が手掛けたものです。商品の売り上げがそのまま彼らの給与に繋がり、働く喜びや自立支援に寄与しています。
宇都宮の人気食材「ニクい餃子」も販売中
『無人雑貨 古今商店』には、宇都宮の人気商品、冷凍餃子『呆れるほど肉々しい!肉率驚異の54%!ニクい餃子』も併設販売されています。餃子は宇都宮市鶴田の店舗や佐野サービスエリア上り線で好評を博しています。
今後、この店舗は、他の地域の特産物も扱うアンテナショップとしての拡大が期待されています。つくばの特産物なども販売される予定であり、今後の展開から目が離せません。
『無人雑貨 古今商店』は、単に商品を購入する場所ではなく、障がい者の方々が自分の力を発揮できる、思いやりあふれる店舗として地域に新しい形の貢献を目指しています。足を運んで、ぜひその温かみを感じてみてください。
店舗情報
- - 店名: 無人雑貨 古今商店
- - 所在地: 杉並区西荻窪
- - 連絡先: 公式ウェブサイト
この機会に、心のこもった手作り雑貨と共に、障がい者の方々の情熱に触れてみてはいかがでしょうか。