日本金融イノベーション年鑑2025が発刊
株式会社FINOLABと株式会社電通総研が共同で『日本金融イノベーション年鑑2025』を、4月30日に発刊します。この年鑑は、Japan Financial Innovation Award(JFIA)の2025年度の表彰内容に加え、過去の受賞企業をも網羅した内容となっており、金融業界の関係者や最新技術に興味を持つ方々にとっては非常に価値のある一冊となっています。
年鑑の概要
『日本金融イノベーション年鑑2025』は、印刷版が1,800円、電子版が1,200円(いずれも税抜)で、Amazonをはじめとするオンライン書店で購入可能です。この書籍には、JFIAの趣旨、選定方法、年ごとの受賞企業の情報、大賞や各部門の優秀賞に関する詳細が収められています。特に、近年の金融テクノロジーの動向やイノベーションに関心がある読者には、必携の資料となるでしょう。
JFIAとは?
Japan Financial Innovation Award(JFIA)は、2020年に設立された金融分野に特化した表彰制度です。この賞は、情報通信技術を活用した先進的な取り組みを促進し、業界内でのベストプラクティスを共有することを目的としています。JFIAはスタートアップ、金融機関、コラボレーションの3つのカテゴリから成り立ち、毎年300~500件のプレスリリースから受賞企業が選ばれます。
FINOLABが事務局を務めるこの賞の審査には、金融関連の専門家からなる「FINOVATORS」が関与しており、受賞の選定は厳格な基準に基づいて行われます。彼らは新たなビジネスモデルや技術の革新性を見極め、金融産業に変革をもたらす企業を応援しています。
本書の意義
毎年数百件の金融テクノロジー関連のプレスリリースをもとに、最も革新的な取り組みを選出する過程は容易ではありません。そのため、JFIAの受賞結果は業界内外から高い評価を得ており、金融業界の重要なバロメーターとされています。主催者であるFINOLABの柴田誠氏は、過去5年間のイノベーション事例を集め、この年鑑を通じて振り返る意義を強調しています。
電通総研の役割
ナレッジパートナーとして本書籍の企画に関与している電通総研も、この取り組みを精力的に支援しています。執行役員の一丸丈巌氏は、金融イノベーションのデータ分析やトレンドに関する情報整理における同社の専門性を活かし、多くの偉大なアイデアが生まれる土壌を整える重要な役割を果たしています。
過去の受賞事例
日本金融イノベーション年鑑には、これまでの受賞企業が収録されています。その中には、2024年の受賞者である株式会社エンペイの「koufuri+」、2023年の株式会社クレディセゾンの「SAISON CARD Digital for becoz」、2022年の株式会社北國銀行の「クラウド勘定系システム稼働」など、数多くの先進的な施策が随所に見受けられます。これらの受賞事例は、今後の金融業界の変革において重要な示唆を与えてくれるでしょう。
最後に
『日本金融イノベーション年鑑2025』は、金融業界における最新情報を知るだけでなく、未来のトレンドを読み解くための貴重な資料です。金融業界の方々や最新の技術に興味がある読者に、改めて手に取っていただきたい一冊です。