マッチングアプリ「ダイン」を運営する株式会社Mrk & Coは、相席ラウンジ「オリエンタルラウンジ」や「ag」を展開する株式会社クラウドエヌによるM&Aにより、同社のグループ会社となりました。
今回の協業では、ダインアプリ内に「オリエンタルラウンジ」と「ag」の専用セクションが設置され、ダインの月額会員であるゴールド会員の男性利用者は、店舗利用時に割引サービスを受けられます。
ダインは、従来からオンラインでのメッセージ交換ではなく、オフラインでのリアルな出会いの創出を重視してきました。2019年には、アプリ会員限定のスナック「スナックダイン」をオープンしましたが、コロナ禍の影響で閉店しました。しかし、スナックダインは好評で、会員がリアルに集まれる場所の提供の可能性を感じていました。
そこで、コロナ禍の影響が落ち着き始めた2024年初頭に、日本最大の店舗数を誇る「オリエンタルラウンジ」を運営するクラウドエヌ社に協業を提案し、M&Aに至りました。
両社は、「人がリアルな場で出会うことの可能性を信じ、その機会を提供したい」という価値観を共有しており、今回の協業によって、オンラインとオフラインの事業ノウハウを融合し、新たな出会いの機会を提供していく予定です。
今回の取り組みは、ダインアプリユーザーが、アプリでマッチングした相手とのデート以外の日に、相席ラウンジで新しい出会いを求める機会を提供し、より充実した日々を送る一助となることを目指しています。
「オリエンタルラウンジ」は、国内34店舗、海外1店舗を展開し、月間約20万人が来場する日本最大級の相席ラウンジです。スタイリッシュな内装や、一流シェフによるフードメニュー、スタッフのサービスが特徴で、ミレニアル世代やZ世代を中心に人気を集めています。
「ag」は、札幌、仙台、金沢、上野、渋谷、名古屋、広島、沖縄に展開しており、こちらもスタイリッシュな空間で、新しい出会いを求める人々に人気です。
今回の協業は、マッチングアプリと相席ラウンジという、異なる業種の企業がタッグを組むことで、ユーザーに新たな価値を提供するという点で注目されます。今後、オンラインとオフラインの融合がどのように進展していくのか、注目が集まります。