美術館照明に新技術
2015-09-15 10:00:10

富山市ガラス美術館、無線調光システム導入で展示演出に革新!

富山市ガラス美術館、無線調光システム導入で展示演出に革命



富山市ガラス美術館が、革新的な無線調色・調光システム「ECOwine®」と対応ミュージアムスポットライトを導入し、展示方法に新たな可能性が生まれました。従来の照明システムでは実現困難だった、個々のスポットライトの色温度を電球色から昼白色まで自由に調整できるようになりました。これにより、展示作品の個性を最大限に引き出す、きめ細やかな演出が可能になったのです。

従来の照明システムの課題



従来、美術館などの展示照明では、JIS規格ライティングダクトレールを使用した照明が一般的でした。しかし、この方法では照明器具の色温度調整に多くの時間を要する上に、展示品ごとに色温度を変えるような複雑な制御は非常に困難でした。調整つまみを一つずつ手動で調整するか、調光分電盤を設置して電源回路ごとに一括制御するしかなく、大規模な展示では非効率的な作業となっていました。

「ECOwine®」がもたらす革新



「ECOwine®」は、村田製作所製の無線モジュールを各照明器具に内蔵することで、個々の調色・調光を可能にした画期的なシステムです。無線制御により、照明器具全体の管理も容易になり、複雑な空間演出も自由に実現できます。さらに、配線の敷設が不要なため、展示レイアウトの自由度も格段に向上しました。

富山市ガラス美術館への効果



本システムの導入により、富山市ガラス美術館では、これまで不可能だった多様な演出が可能になります。例えば、特定の作品を強調したり、展示空間全体の雰囲気を微妙に変化させたりといった、より洗練された空間演出を施せるようになりました。これは、来場者に新たな感動と発見を提供し、美術館の魅力向上に大きく貢献するでしょう。企画展や常設展の演出のバリエーションが豊かになり、より魅力的な展示空間が創出されると期待されています。

今後の展望



「ECOwine®」は、美術館のみならず、博物館やギャラリーなど、様々な展示施設での導入が期待されます。その高い柔軟性と自由度は、展示空間の可能性を大きく広げ、来場者への訴求力の向上に繋がると考えられます。今後の展開にも注目が集まっています。

システム構成



ECOwine®システムは、無線モジュールを搭載した照明器具と、それらを制御する無線制御システムで構成されています。詳細な構成については、メーカーの資料を参照ください。

まとめ



富山市ガラス美術館への「ECOwine®」導入は、展示照明における画期的な一歩と言えるでしょう。このシステムは、展示方法の自由度を高め、来場者に新たな感動を提供するだけでなく、美術館運営の効率化にも貢献する可能性を秘めています。今後、多くの施設で導入が進み、展示空間の進化を促すことが期待されます。

会社情報

会社名
山田照明株式会社
住所
東京都杉並区宮前1-1-21
電話番号
03-5336-3210

トピックス(地域情報)

【記事の利用について】

タイトルと記事文章は、記事のあるページにリンクを張っていただければ、無料で利用できます。
※画像は、利用できませんのでご注意ください。

【リンクついて】

リンクフリーです。