AI法務プラットフォームが法務業務を効率化
AI法務プラットフォーム「LegalOn Cloud」を提供する株式会社LegalOn Technologiesは、リーガルリサーチプラットフォーム「Legalscape」との機能連携を始めました。これにより、法務相談に対するサポートがさらに強化され、法務担当者の業務効率を大幅に向上させることが期待されています。
Legalscapeとは?
「Legalscape」は、法務に関する情報を蓄積したプラットフォームで、2021年から提供が開始されています。35社の出版社から収集された3,300冊以上の書籍を含み、ここまで膨大な法律情報を効率的に検索・閲覧できることを特色としています。特に、最近では生成AIと独自の自然言語処理技術を組み合わせたAIリサーチ機能を導入し、複雑な法律情報の収集に取り組む法務担当者にとって、強力なサポートを提供しています。
連携による効果
新たに始まった機能連携により、LegalOn Cloudを利用するユーザーは、法務相談に入力した内容に基づいて、AIが関連する書籍を自動的に提案します。提案された書籍のタイトルをクリックすると、Legalscapeのデータベースに直接遷移し、必要な情報を簡単に閲覧できる仕組みになっています。
これにより、法律書籍や判例のリサーチ時間の短縮が図られ、案件対応のスピードが格段に向上します。企業における法務リスク管理や規制への対応も、より迅速かつ効果的に行えるでしょう。
法務担当者のニーズに応える
企業の法務担当者は、案件に関連する法律情報を収集する際に、様々な専門書や官公庁の指針を参考にしています。しかし、法規制は複雑で、それに対応するために大量の情報を効率的にリサーチすることは容易ではありません。この協業により、法律分野の専門家でも予測できなかったニーズに迅速に対応できるようになるのです。
さらに、AIによるリコメンデーションを活用することで、法務相談におけるキーワードの特定や書籍の選定もよりスムーズになります。これまでは多くの時間を要していた業務が、一定の成果を上げられる可能性が高まります。
リーガルリサーチの新時代
この連携は、法律情報を効率的に管理できる新たな時代の幕開けを示しています。法律情報をデジタルな形で集約することで、法務業界における知識の蓄積も促進され、業務の質が向上します。「LegalOn Cloud」と「Legalscape」の連携は、法務業務におけるトランスフォーメーションを加速することで、法務担当者が自信を持って判断できる環境を提供します。
まとめ
新たに連携が始まったAI法務プラットフォーム「LegalOn Cloud」とリーガルリサーチプラットフォーム「Legalscape」は、法務分野における情報収集と業務効率の向上を目指します。法務業務の新たな可能性を切り拓くその姿に、今後も注目が集まることでしょう。