食品ロス削減へ挑む海商テクノロジーズの特許技術とは

海商テクノロジーズが提案する食品ロス削減技術

食品ロスは現在、世界的な問題として注目されています。売れ残りや食べ残し、その他の理由で毎年大量の食品が廃棄され、その影響は環境に深刻なダメージを与えています。こうした中、海商テクノロジーズ株式会社は、独自の特許技術によって食品ロス削減に向けた新たな挑戦を行っています。

特許ライセンスによるアプローチ

この企業が販売を計画している特許技術により、冷凍や冷蔵による保存が一般的であった魚介製品を常温で長期間保存できるようになります。具体的には、食品を常温で最大360日保存可能な技術を提供しています。これにより廃棄物を大幅に減少させることが期待されます。

特に、海商テクノロジーズはこの特許技術を自社だけでなく、全国の水産加工業者にも広げていく方針です。特許ライセンスを通じて、業者は新しい市場を開拓し、持続可能な事業運営が可能になります。それにより、SDGs、つまり持続可能な開発目標への貢献も視野に入れています。

技術の特徴

海商テクノロジーズが開発したこの特許技術にはいくつかの特徴があります。代表的なものを列挙すると、まず冷凍・冷蔵食品を長期間保存する能力があります。また、保存のための添加物は一切使用しないため、健康や安全性への配慮も完璧です。さらに、レトルト殺菌を行わないため、レトルト特有の臭いがありません。このことは、消費者にとっても大きなメリットでしょう。

また、特別な設備を新たに投資することなく、既存の加熱殺菌機や真空包装機を活用できる点も、導入のハードルを大きく下げています。今後は、様々な製品への応用も視野に入れることができそうです。