北海道ワインの有機ワイン
2025-10-17 17:47:25

北海道ワイン株式会社が有機JAS認証を取得し有機ワイン製造を本格始動

北海道ワイン株式会社、有機ワインの製造開始



北海道小樽市に本社を置く北海道ワイン株式会社は、2025年10月1日から、有機ワインの製造を開始することを発表しました。この新しい取り組みは、同社が自社の直轄農場で栽培した4種類の有機ぶどうを使用して行われ、2026年の発売を目指しています。

有機JAS認証の取得



同社は、2021年に「北海道ワイン後志ヴィンヤード」で有機農産物としての有機JAS認証を取得。その後、2025年4月には初の有機ぶどうを使用した試験醸造ワイン「Experimental Batch」をリリースしました。この度、2025年8月に本社の醸造所でも有機加工食品の有機JAS認証を取得することで、原料の育成から製造に至るまで、全ての工程で有機基準に準拠した生産体制を確立しました。

新しい表示基準に対応したワインの製造



改正JAS法の施行により、2025年10月以降は、日本国内で「有機」または「オーガニック」と表示するためには、有機JAS認証が必要となります。北海道ワインでは、この新しい基準に沿った国産有機ワインの製造と供給体制を整えていく計画です。

サステイナブルな栽培技術



この認証取得は、国の「みどりの食料システム戦略」にも奉仕するもので、北海道ワインはサステイナブルな栽培技術と品質管理の融合を図り、将来的な日本ワインモデルの確立を目指しています。同社は、有機ワインの生産を通じて、環境に配慮した取り組みを強化し、消費者に安心安全な製品を提供することに励んでいます。

様々な有機ぶどう



製造に使うぶどうは、シャルドネ、ケルナー、ピノ・ノワール、アコロンの4種類。これらのぶどうは、北海道ワイン後志ヴィンヤードの豊かな土壌と自然環境で育まれ、今後のワインにどのような素晴らしい風味をもたらすのか、期待が高まります。

北海道ワインの歩み



北海道ワイン株式会社の有機ワインへの道のりは以下の通りです。
  • - 2020年: 北海道仁木町に「北海道ワイン後志ヴィンヤード」を設立
  • - 2021年: 有機農産物(ブドウ)の有機JAS認証を取得、4.2haに4品種8000本を植樹
  • - 2023年: 4品種の有機ぶどうを初収穫し、醸造を開始
  • - 2025年4月: 初の試験醸造ワイン「Experimental Batch」をリリース
  • - 2025年8月: 本社醸造所が有機加工食品の有機JAS認証を取得
  • - 2025年10月: 有機ワインの醸造を開始予定

このような背景を持つ北海道ワイン株式会社が有機ワイン市場に登場することで、消費者の選択肢が広がり、さらに多様なワイン文化が育まれることが期待されます。これからの北海道ワインの成長に目が離せません。


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会社情報

会社名
北海道ワイン株式会社
住所
北海道小樽市朝里川温泉1丁目130番地
電話番号
0134-34-2181

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