freeeのSaaS管理ツール「Bundle by freee」が備品管理機能を強化、MDMからのインポートに対応
freee株式会社が提供するSaaS管理ツール「Bundle by freee」が、備品管理機能を強化し、MDM(モバイルデバイスマネジメント)からの端末情報インポート機能を提供開始しました。これにより、Microsoft Intune、LANSCOPE、JamfなどのMDMで管理されている端末情報を、Bundle by freeeの備品管理機能で一元管理することが可能になりました。
これまで、MDMでは端末の管理は行えても、人事情報や利用中のSaaSとの紐付けは難しく、在庫管理も別途行う必要がありました。そのため、管理データが分散し、誰がどの端末を使っているか把握するのが難しいという課題がありました。
今回の「MDMインポート」機能により、MDMから端末情報をインポートすることで、従業員マスターと端末台帳の情報を紐づけることが可能になり、従業員ごとにどの端末を使っているかを可視化できます。さらに、自由に項目を設計できるため、ハードウェア端末だけでなく、備品なども一括で管理することが可能です。
MDMインポートによる「統合flow」
「MDMインポート」は、freeeが提唱する「統合flow」に基づいて開発されました。「統合flow」とは、freeeの製品開発における基盤となる設計思想を組み合わせたフレームワークの総称で、Data flowの改善を重視しています。
複数のIT資産管理台帳が存在すると、管理業務が煩雑になったり、データの整合性がとれなくなったりする問題が発生します。「MDMインポート」は、Data flowの分断を解消し、IT資産管理台帳を統合することで、これらの問題を解決します。
「Bundle by freee」とは
「Bundle by freee」は、情報システム部、コーポレートIT部、人事部、総務部向けの作業自動化ツールです。200種類以上のSaaSと連携し、入退社や異動時のSaaSアカウント発行や削除、アカウントの棚卸し作業を自動化します。さらに、外部共有したままのファイルやフォルダの棚卸しも自動化し、人事データの統合も可能です。
「Bundle by freee」は、情報システム部門が本来取り組みたい業務に集中できるよう、データ連携の自動化によるData flowの改善を支援します。
まとめ
「Bundle by freee」の備品管理機能の強化により、企業はMDMで管理している端末情報を一元管理することが可能になりました。これにより、情報システム部門は、IT資産管理の効率化とデータの可視化を実現できます。
「Bundle by freee」は、企業のバックオフィス業務の効率化に貢献する強力なツールです。