富山湾で学ぶ深海の神秘。スーパーキッズ育成プロジェクト始動！

富山湾で学ぼう！深海研究スーパーキッズ育成プロジェクト

一般社団法人とやまミライラボが主催する「深海研究スーパーキッズ育成プロジェクトin富山湾」が、2025年7月30日（水）に富山県の農林水産総合技術センター水産研究所で開催されました。このイベントは、次世代に美しい海を引き継ぐために人々をつなぐ「日本財団『海と日本プロジェクト』」の一環として実施され、10人の小学5年生から中学2年生が参加しました。

プログラムの概要

午前中は水産研究所で座学が行われ、富山湾についての専門的な知識を学びます。後半は、漁業調査船「立山丸」に乗り、海へ繰り出すフィールドワークが実施されました。子どもたちは、活き活きとした表情でメモを取る姿や、質問のタイミングに挙がる手が印象的でした。

続いて、昼食後のフィールドワークでは、海に出て、プランクトンの採取や水温測定などを行いました。立山連峰を見渡しながら、海の神秘を自身の手で感じ取る貴重な体験をしました。この学びを通じて、深海と表層の違いをきちんと理解することができました。

船の経験を終えた後は、再度水産研究所に戻り、採取したプランクトンを顕微鏡で観察しました。自らの手で採取した深海の生き物を目の当たりにすることで、「深海に暮らす命」を実感する瞬間となりました。子どもたちの顔には満足そうな表情が浮かんでいました。さらに、研究者の仕事場を見学することで、科学や海に関する仕事への興味が芽生える場面も見受けられました。

参加者の声

参加した子どもたちは、「海のことがもっと知りたくなった」「初めて船に乗ってドキドキした」「プランクトンが思っていたより面白かった」といった率直な感想を寄せました。今回の講座では、これまで学んできた知識を実際に体験する大きなステップとなり、参加者たちはさらなる学びを深めていく意気込みを見せていました。

深海研究スーパーキッズ育成プロジェクトとは

「富山湾」は日本三大深湾の一つで、ここから世界に誇る海洋・深海のプロフェッショナルを育成することを目的としています。このプロジェクトでは、参加者が様々な分野の専門家から講義を受け、興味のあるテーマについて独自に研究を進めることができます。また、研究成果を動画にまとめることで、自身のアウトプットの経験も得られます。