働く主婦の現状
2019-10-28 13:00:55
働く主婦543人が語るワーク・ライフ・バランスの現状とその改善策
近年、働く女性の社会進出が進む中で、ワーク・ライフ・バランスに関する意識も高まっています。今回、543名の働く主婦を対象に行ったアンケートでは、彼女たちの満足度やその背景、今後の改善策について様々な意見が集まりました。
現在の満足度は?
設問に対する回答を見てみると、34.8%の人が「とても良い」または「良い」と回答したのに対し、18.8%は「とても悪い」または「悪い」としています。具体的には、「とても良い」との回答は10.5%、「良い」は24.3%。一方、不満を抱えているとする回答は「とても悪い」が4.1%、「悪い」が14.7%でした。
この結果から多くの人がフレキシブルな勤務形態を享受していることが伺えます。特に、時短勤務などの制度が充実している企業では、より働きやすい環境が整っているようです。
雇用形態別の満足度分析
雇用形態によっても満足度は分かれています。正社員の「とても良い」と回答した割合は16.5%で最も高く、次いでパート・アルバイトが8.2%、契約・派遣社員は4.1%となっています。また、「良い」と合わせると、正社員の総合的な満足度は37.0%と他の形態を大きく上回りました。しかし、同時に不満を訴える正社員も多く、特に「とても悪い」とした人は5.1%、悪いとの合計では19.9%に達しました。これにより、正社員の中でも満足している人と不満を抱える人が並存している実態が見えます。
満足度に対する意見
自由記述による意見を分析すると、「良い」と感じている人々は、休みの取りやすさや勤務時間、勤務日数を挙げました。一方、「悪い」と感じている人には収入の低さが共通の悩みとして出てきました。
ワーク・ライフ・バランス改善のために必要なこと
アンケートでは、ワーク・ライフ・バランスを良くするために何が必要かという質問も行いました。その結果、58.0%が「家族や周囲の理解」を求め、48.4%が「職場の理解・取り組み」を挙げました。これに続き「学びや資格取得」が18.2%、「転職・独立」が17.3%という結果も当てはまり、環境を自主的に改善しようと考える人が多いことが表れています。
また、今後取得したい資格について70名が自由記述で回答しました。中でも英語や英会話、簿記、介護・ケアマネジャー、看護や理学療法士といった医療関連資格、さらにはITスキルを高めるための資格も挙げられ、多様なニーズがあることが窺えます。
今回の調査結果は、働く主体の多様性と、そのニーズに応える重要性を浮き彫りにしたといえます。今後、企業や社会全体が柔軟な働き方をさらに後押しし、より良い環境作りに取り組むことが期待されます。
会社情報
- 会社名
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株式会社パセリ
- 住所
- 東京都千代田区麹町4-1-5麹町志村ビル9F
- 電話番号
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03-3230-8470