株式会社ミライト・ワンと仙台高専が協力した光ファイバ技術講義
株式会社ミライト・ワンは、2025年1月29日に宮城県仙台市に位置する仙台高等専門学校で、「光ファイバの融着接続技術」に関する講義と実習を行いました。このプログラムは、情報通信分野への興味を喚起し、学生に実力を身につけさせることを目的としています。
この講義は、ミライト・ワンが昨年から初めて実施し、今回で2回目の開催となります。対象となったのは、総合工学科Ⅰ類の4年生約40名で、講義の後に実習が行われました。学生たちは光ファイバの融着接続、パルス試験、損失測定などの具体的な技術を直接体験し、専門知識を深める貴重な機会を得ました。
受講した学生たちは、この実習が非常に有意義だったと口を揃えています。「光ファイバの接続や融着の方法を実際に体験することで、より深く理解することができました。この経験は記憶に残るものになりました」との声もあがりました。
また、学生たちは普段なかなか触れることのできない特殊な機器や測定器の操作を通じても、実際の業務に近い体験をすることができました。
ミライト・ワンは、「技術と挑戦でワクワクするみらいを共創する」を企業理念に掲げ、今後もこのような実践的な学びの場を提供し続けることを約束しています。情報通信分野は常に進化しているため、学生たちがその波に乗れるように技術の習得を支援していく意向です。
講義の内容
実際の講義では、光ファイバを用いた情報伝送の基本について学んだ後、実習へと進みました。ここでは、技術者の指導のもと、学生たちが自身の手で光ファイバの接続を行い、測定機器に触れる機会を持ちました。これにより、教科書だけでは得られない実感と理解を伴った学びが実現したのです。
教員からは、前回のフィードバックを基に、実習内容も工夫されており、学生たちがそれぞれの技術をしっかりと習得できるような形がとられています。特に、光ファイバの融着に関しては、必要な手順を一から教わることができ、多くの学生が納得いくまで何度でも挑戦しました。
企業の背景
株式会社ミライト・ワンは、1946年に創業し、約80年間にわたりインフラの構築と維持に取り組んできました。通信インフラの分野において培った豊富な経験をもとに、近年はエネルギーや交通といった新たな分野にも活動を広げています。地域に根ざした活動を行うことで、街づくりに貢献し、持続可能な社会を実現すべく歩んでいます。
このように、ミライト・ワンは技術者の育成を通じて、社会全体の技術レベル向上や新しい価値の創造に注力しています。若い世代に向けた知識の提供は、明るい未来の基盤作りにつながることでしょう。