JALがSWGs宣言を発表
日本航空(JAL)は本日、Well-being Initiativeの参画企業とともに、SWGs(Sustainable Well-being Goals)宣言を共同で発表しました。この宣言は、2030年に締切を迎えるSDGsの次なる国際的な議題として策定されたものであり、「人」、「社会」、「地球」の調和を図り、未来の世代に「正の遺産」を遺すことを目指しています。
SWGs宣言は、日本において国際的なアジェンダ創出をリードするための重要な出発点と位置付けられており、参画企業間の信頼と協力を強化することを意図しています。JALグループは、これまでも中期経営計画においてESG(環境・社会・ガバナンス)を最優先の戦略として掲げ、さまざまなアセットを組み合わせて「移動を通じた関係・つながり」の創出に努めてきました。
「移動」は新しい風景との出会いや地域住民とのつながり、再び訪れたいと思わせる場所への愛着を生む要素となり、これらが人々の幸福、すなわちウエルビーイングの向上に寄与すると考えています。
2024年8月に発表された「JAL FUTURE MAP」では、JALグループが目指す未来像が提示されています。例えば、二地域居住によるコミュニティの創出や、旅行を学びに変える「旅アカデミー」、夢を追う若者を支援する「DREAM MILES PASS」プロジェクトなど、すべてが「移動を通じた関係・つながり」を基盤にし、人々のウエルビーイングを向上させることを目指しています。
JALグループは、これからも「移動」を通じて世界中にその価値を広めていくとともに、多様なステークホルダーと共に、持続可能な社会の形成とウエルビーイングの向上に貢献する姿勢を堅持します。
SWGs(Sustainable Well-being Goals)宣言について
SWGsは、SDGsの次にくる国際的なアジェンダとして位置づけられ、2030年以降を見据えたビジョンです。この宣言は「人」「社会」「地球」の調和を重視し、負の遺産を次世代に残さないことから、正の遺産を創出することへの転換を推進します。
参画企業はこの宣言に調印し、新しい視点である「流域」や「Future Generations Relations(FR)」を取り入れながら、日本発の国際的なアジェンダの創出を目指します。宣言は、大阪・関西万博の「SDGs+Beyondいのち輝く未来社会」をテーマとしたウィークに発表され、初日には日本航空のグループCFOである斎藤祐二がパネルディスカッションに参加し、企業とウエルビーイングの関係について意見を交わしました。
賛同者一覧
以下は、SWGs宣言に賛同した企業の代表者の一覧です:
- - アサヒ飲料 米女 太一 代表取締役社長
- - 味の素 佐々木 達哉 取締役執行役専務
- - EY Japan 永吉 正郎 チーフ・タレント・アンド・ウェルビーイング・オフィサー
- -江崎グリコ 上野 理恵 執行役員 サステナビリティ戦略室室長
- - 他多数
このように多くの企業が協力することで、ウエルビーイングの新たな指標を社会に広め、次世代へと繋げる活動が期待されます。