『マイブック』が大ヒット!300万部突破の秘密
新潮文庫から発売された手帳や日記に最適な「白い文庫本」、その名も『マイブック』が累計300万部を突破しました。この話題の書籍は、2026年版が発売された今年の9月からさらに勢いを増し、すでに5刷で15万部の販売を達成。これは実に24年ぶりの快挙です。これまでの成績を見ると、特に若い世代、特に20代の女性たちに支持されており、発売から10週目における販売数が前年度比で260%を記録。2021年からはなんと430%増という驚異的な増加を見せています。このように幅広い世代において「日々の記録」をつけることが広まりつつあることが分かります。
『マイブック』の魅力とは
『マイブック』の最大の特徴は、そのシンプルなデザイン。中身には日付と曜日だけが印刷されており、ユーザーは自由に内容をカスタマイズできます。手帳や日記、さらには備忘録としても使えるこの本は、「世界で唯一の自分だけの本」を手に入れる感覚を提供します。製本には特別な技術が施されているため、普通の文庫本よりもページが開きやすく、使いやすさが際立っています。
国際的な人気を得る『マイブック』
国内での成功だけでなく、『マイブック』は海外でもその存在感を増しています。台湾では、主要書店にて日本語書籍の売上ランキングで堂々の第1位を獲得。また、2026年版はすでに8000部以上が海外に売れており、SNS「小紅書(シャオホンシュー)」でのライブコマースによって急速に人気が高まっています。特に台湾では、20代から40代の女性を中心に、手頃な価格と持ち運びのしやすさが支持されています。
Z世代による日記文化の変化
最近のZ世代においては、日記を書くスタイルが逆転しています。従来のように個人的に留めておくのではなく、SNS上で日々の出来事を積極的に共有する傾向が見られます。このスタイルは「ライフログ」と呼ばれ、多くのZ世代が『マイブック』を利用して記録を残しています。若者からの需要は高まり続け、現在の購買層の約30%が20代以下というデータもあります。
使いやすい『マイブック』の活用法
『マイブック』を使う方法は無限大です。まずは、自分の名前やプロフィールを書いてスタート。次に、思いつくままにオリジナルな内容を記入してみましょう。さらに、最後には自分なりのあとがきを記入し、一冊の本に仕上げていく過程も楽しめます。日々の記録として、また大切な人との思い出を残すためのアウトプットの手段としても最適です。
『マイブック』のこれから
記録をつけることは、自分を見つめ直し、自己表現にも繋がります。来年、あなたも『マイブック』を手にして、「著者」としての一歩を踏み出してみませんか?今後もこの書籍のさらなる人気拡大が期待され、特に台湾市場では春節前の1月が売上のピークになるとのこと。ますます目が離せない状態が続きそうです。
最後に
大貫卓也氏によるデザインと企画力が生み出したこの書籍は、1999年の初刊行以来、多くの人々に愛され続けています。これからも『マイブック』の成長を注視していきたいと思います。