企画展概要
2026年、昭和元年から満100年を迎える特別な年を記念して、横浜都市発展記念館で特別展「昭和100年記念五十嵐英壽・常盤とよ子・奥村泰宏写真展」が開催されます。本展は、戦後の激動の時代に横浜という都市を独自の視点で撮影した三人の写真家、五十嵐英壽氏、常盤とよ子氏、奥村泰宏氏に焦点を当てています。それぞれの写真を通じて、戦後から平成改元にかけての横浜の歩みを探っていきます。
戦後横浜の光と影
戦後の横浜は、焼け跡からの復興を遂げ、高度経済成長を経て、発展を遂げた「光」と、一方で様々な都市問題や占領下の社会問題といった「影」を内包した特異な都市でした。この展覧会では、五十嵐氏の作品を通して戦後横浜の歴史を振り返り、さらに常盤氏および奥村氏の作品を通じて、当時の社会問題にも触れることができます。
五十嵐氏は、写真記者として都市の変貌やその構造的な歪みを鮮明に捉え、彼の作品は戦後の横浜の歴史を通して視覚的に語ります。常盤氏は、女性写真家の先駆者として夜の街で生きる女性たちに寄り添い、その実態を記録しました。奥村氏は、戦争孤児や「GIベビー」の救済活動を人道的な視点で捉えた作品により、時代の痛みを見つめる姿勢を示しています。
本展に展示される彼らの作品は、単なるノスタルジーを越え、戦後横浜の歴史的変遷を語る貴重なビジュアル・ドキュメントです。これらを通じて観覧者は、当時の社会構造を見つめ直し、横浜の昭和戦後史を改めて考えるきっかけにしていただければと考えています。
展示会の詳細
- - 会期: 2026年10月10日(土)から12月27日(日)まで
- - 開館時間: 午前9時30分から午後5時まで(最終入館は午後4時30分)
- - 会場: 横浜都市発展記念館(神奈川県横浜市中区日本大通12)
- - 主催: 公益財団法人横浜市ふるさと歴史財団(横浜開港資料館・横浜都市発展記念館)
- - 休館日: 毎週月曜日(祝日の場合は開館し、次の平日に休館)
- - 入館料: 一般800円、小・中学生及び横浜市在住65歳以上400円
関心のある方々には、是非、足を運んでいただきたいと思います。展覧会に関連するその他のイベントについては、詳細が決まり次第お知らせいたします。