陸前高田市でのJ-クレジット販売開始　ワタミが第一号契約を締結

陸前高田市でのJ-クレジット販売が始まり、ワタミが第一号契約を締結

2023年2月から、陸前高田市において森林を活用したJ-クレジットの販売がスタートしました。このプロジェクトでは、ワタミ株式会社が第一号の売買契約を締結し、地域の森林管理を支援しながら脱炭素社会の実現に向けた取り組みを強化しています。

J-クレジット制度について

J-クレジット制度は、省エネルギー技術や再生可能エネルギーの導入を通じて削減されたCO2量や、適切に管理された森林からのCO2吸収量を認証する仕組みです。特に森林部門では、間伐や適正施業を通じて森林が持つCO2吸収機能を最大限に引き出し、その結果得られたクレジットを取引可能にします。これにより、持続可能な森林経営が促され、環境保全にも寄与します。

ワタミの地域貢献と取り組み

ワタミは2011年から陸前高田市の地域振興に深く関わっており、コールセンターの設置や経営塾の開催などを通じて地域経済の活性化に尽力してきました。2021年4月には、再生可能エネルギーを利用した「陸前高田ワタミオーガニックランド」を開業し、循環型農業モデルを推進し、地域との絆を深めています。

新たに締結された「森林資源の活用に関する連携協定」では、陸前高田市とワタミが密接に協力し、森林クレジットの創出とその活用について計画的に行うことが確認されています。この協定により、地域の森林を守り、次世代へとその機能を引き継ぐための基盤が築かれようとしています。

40周年を迎えるワタミ

2024年5月で創業40周年を迎えるワタミグループは、これまでの感謝の気持ちを込めて「40周年ありがとうYEAR」と題した様々な特典やキャンペーンを展開予定です。特に、外食事業や宅食事業を通じた持続可能な社会の実現を目指す取り組みに力を入れています。

ワタミは、有機野菜を生産するワタミファームからの農産物を利用し、地域の生産物を生かしたメニュー作りを推進するとともに、環境負荷の軽減にも努めています。これにより、次世代のための脱炭素社会へ向けた具体的なアクションを展開していきます。