Barrier Break-Cup
2021-05-26 12:00:37
e-sportsを通じた障がい者支援団体、Barrier Break-Cup設立
e-sportsを利用した社会参加の新しいモデル
2023年、新たに設立されたNPO法人e-sports Barrier Break-Cupは、障がいのある人々が社会の一員として活動できる場を提供しようとしています。代表理事の杉中忠氏によれば、この団体の核となる目的は、障がい者が自分らしく働く環境を整えること、そして健常者と障がい者が共にいられる空間を生み出すことです。
障がい者の社会参加とは?
障がい者の社会参加とは、彼らが社会の一部として認識され、各種活動に積極的に参加することを意味します。この動きを通じて、障がい者福祉のさらなる向上にもつながると考えられています。Barrier Break-Cupでは、具体的な活動として、e-sportsの就労支援B型作業所へ導入し、大会への参加や設営、広報など、多様な活動に挑戦できるステージを用意しています。
経済的な自立を後押し
この団体のユニークな点は、障がい者が大会に出場することを通じて、平均月額工賃の3倍を支給することを目指しているところです。さらに、大会内では地元特産品を景品として使用し、地域のPRにも力を入れています。これにより、障がい者の賃金アップを図るほか、地域の経済にも寄与することを考えています。
目指すべき未来
コロナ禍の影響もあり、誰かとつながることが難しい状況において、Barrier Break-Cupは障がい者が交流できる場を創出したいと考えています。福祉事業所間でe-sportsのクラブチームを作り、選手同士が接点を持つことでさらなる互助の環境が望まれています。地域資源や観光を活用した社会貢献活動も視野に入れ、活動を展開予定です。
活動の透明性
杉中氏は、法人化に際し、集まった資金を透明に運用し、年に一度、『活動計算書』として公表する意向を示しました。寄付に依存せず、自立したビジネスモデルを構築することが求められています。
福祉事業所の参加を募集中
Barrier Break-Cupでは、全国の福祉事業所に対してe-sportsのクラブチーム作成を呼び掛けています。オンライン説明会も行っており、既に複数社が参加しています。興味のある事業所はぜひ参加を検討してみてください。
まとめ
障がい者が自らの力で社会に参画できる環境を整えるNPO法人e-sports Barrier Break-Cup。今後の活動が、福祉の新しい形として評価されることを期待しています。障がいのある人々が、e-sportsを通じて自立し、地域と結びつく未来に向けての第一歩が始まりました。
会社情報
- 会社名
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NPO法人 e-sports Barrier Break-Cup
- 住所
- 愛知県名古屋市中区錦三丁目6番15号名古屋テレビ塔3階03区画 THETOWERLOUNGECASHIME
- 電話番号
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