インフィルが登場した手動昇降式洗面化粧台「Daysy」
株式会社インフィルが、介護施設向けに新たな商品「Daysy(デイジー)」を開発し、「第4回CareTEX2018」で発表しました。この革新的な洗面化粧台は、高齢者や車椅子利用者が、簡単に整容できることを目的に作られています。介護現場でのADL(Activities of Daily Living:日常生活動作)とQOL(Quality of Life:生活の質)の向上を図るために、心地よく身だしなみを整えられる環境を整えることが重要です。
「Daysy」の開発背景
近年、日本は超高齢化社会を迎え、日常生活支援の重要性が増しています。特に「整容」という観点から、高齢者や車いす利用者が自立的に身だしなみを整え、自信を持てるようにすることが求められています。そこでインフィルは、整容に特化した手動昇降式洗面化粧台「Daysy」を開発しました。この商品は、洗面台の昇降頻度が少ない高齢者福祉施設において、ウェアやデバイスを圧迫することなく、低コストで導入できる点が特徴です。
資生堂との連携
また、今回の発表にあたり、資生堂との共同展示も行い、整容に関するセミナーも併催されました。このコラボレーションにより、インフィルのハード面と資生堂のソフト面が融合し、相乗効果が期待されています。特に、資生堂の意見を反映した可変タイプのミラーキャビネットも参考出展されています。
「Daysy」の特徴とデザイン
「Daysy」には、以下のような特徴があります:
1.
動作に配慮した調整機能
洗面台の高さは5段階に調整可能で、利用者が誤って高さを調整しないように設計されています。また、漏水を防ぐために、乾式目地を採用しています。
2.
事業者に優しい導入コスト
手動式であることで、電動式に比べて低価格に抑えられ、事業者が導入しやすい設計となっています。軽量素材のおかげで、女性スタッフでも昇降が容易に行えます。
3.
インテリアとの調和
木目調デザインは、居室の雰囲気にマッチし、快適な空間を実現します。
商品名の意味
「Daysy」という名前は、ヒナギク「Daisy」に由来し、日々(Days)を楽に(easy)過ごすという願いが込められています。ヒナギクは、その名の通り長寿を象徴する花でもあります。この商品は、ていねいで気遣いのあるデザインが施されており、ユーザーの生活に寄り添う存在を目指しています。
商品概要
- - 商品名: Daysy(デイジー)
- - 開発元: 株式会社インフィル
- - 価格: 150,000円(税抜)
- - 販売開始時期: 2018年4月予定
インフィルの企業紹介
インフィルは、三谷産業グループの一員であり、首都圏を中心に住宅設備機器の営業・設計・施工管理を手がけています。一級建築士事務所として、様々なニーズに応じたオリジナルブランド商品開発にも取り組んでいます。詳しくは、
インフィルの公式ウェブサイトを訪れてみてください。