企業の健康経営を実現するために
株式会社プラスアルファ・コンサルティング(以下PAC)が提供するタレントマネジメントシステム「タレントパレット」は、最近新たにカウンセリングサービスを開始しました。これは、社員のメンタルヘルスを支援し、休職や退職リスクを軽減することを目的としています。
メンタルヘルス問題の深刻な現状
厚生労働省の調査によると、精神疾患を持つ患者の数は2002年から2017年の間に1.6倍増加し、現在では419万人に達しています。この増加は新型コロナウイルス感染症による影響や、ライフスタイルの変化といった要因が絡んでいます。特に、多様化したメンタルヘルスの問題は企業の健康経営において無視できない課題となっています。
タレントパレットのカウンセリングサービス
この新しいカウンセリングサービスでは、社員が自分自身の不調や職場やプライベートに関する悩みを、職場に知られずに相談できる機会を提供します。重要なのは、専門的な知識を持つ医師と直接コミュニケーションを取ることができる点です。通話や面談は平日だけでなく、夜や休日にも利用可能で、社員にとって非常に柔軟なサポートを提供します。
人事部との連携
さらに、PACは人事部が従業員の健康状態を把握し、高ストレス者への面談を行うことも可能にしました。これにより、企業が従業員の心身の健康状態を効率的に管理し、必要に応じて専門医による面談を依頼できます。このシステムにより、訪問日や面談時間の制約を超えて、迅速に相談へと繋がる状況を作り出します。
多面的に状況を把握する
タレントパレットは、残業時間や欠勤日数、健康診断の結果などのデータを活用し、メンタル不調のリスクが高い社員を特定することが可能です。これにより、収集したデータを基に的確なレコメンドが行えるようになります。
健康経営の実現へ向けて
この新しいカウンセリングサービスは、プレゼンティーイズム(心身の不調を抱えながらも仕事を続ける状態)の改善に直接寄与します。職場でのメンタルヘルスケアを強化することで、組織全体の活性化や生産性の向上も期待されます。企業がこのような取り組みを行うことで、健康経営が実現に近づくと考えられています。
今後の展望
タレントパレットは今後も従業員データの蓄積を続け、そのデータをもとにフィジカルやメンタル面での不調に対する施策を拡充する計画です。我々の目指すところは、健康経営を実現するための包括的なプラットフォームの提供です。データを活用した効果的な健康管理が、企業とその従業員の両方にとって重要な要素となるでしょう。
最後に
企業におけるメンタルヘルスは、今や無視できない重要なテーマです。タレントパレットのカウンセリングサービスが、社員の健康を支援し、結果として企業の成長に寄与することを期待しています。