ロールス・ロイス・モーター・カーズが北米初のプライベート・オフィスをニューヨークにオープン
2024年9月25日、ロールス・ロイス・モーター・カーズ・ノース・アメリカは、ニューヨークに新たにプライベート・オフィスを設けたことを発表しました。このプライベート・オフィスは、世界で3番目、北米では初めてのもので、同社のビスポーク・デザイナーが常駐し、顧客と密接にコミュニケーションを図ることで、より個別化されたオーダーを実現します。
ロールス・ロイス最高経営責任者クリス・ブラウンリッジは、今回のオフィス開設を通じて、北米の顧客とのエンゲージメントを高め、より価値創造に寄与することを強調しました。顧客が望む独自のビスポークカーを具現化するために、特別にトレーニングを受けたデザイナーとのやり取りが可能になります。これにより、ロールス・ロイスのカスタマー・エクスペリエンスは新たな次元へと進化し、地域のディーラーと連携しながら、ブランドの魅力を一層強化します。
プライベート・オフィスの特徴
プライベート・オフィスは、ニューヨークのミートパッキング・ディストリクトに位置し、高級感あふれるスタジオとなっています。ここでは、顧客が自分の理想とする車のデザインや仕様を直接デザイナーと話し合いながら進めることができます。スタジオには、ファブリックやレザー、色合いなどの豊富なサンプルが用意されており、顧客の希望に応じた提案が行われます。また、ローカルアーティストによる作品や工芸品も展示され、クリエイティブなインスピレーションを提供しています。
このプロセスでは、顧客の好みや個性を反映させたオリジナルなロールス・ロイスが共に作り上げられ、完成後はグッドウッドの職人と直接連絡を取りながら、生産の進行状況を確認することが可能です。
今後の展開
さらにこのプライベート・オフィスでは、ロールス・ロイス・プライベート・コレクションへのアクセスも提供する予定であり、エクスクルーシブなテーマに沿ったコレクションが展示されることになっています。これにより、顧客はビスポーク・コレクティブの芸術性や技術力を体感しながら、一段とパーソナルな体験が得られるでしょう。
ロールス・ロイスのプライベート・オフィス設立は、過去3年間にわたる北米における個別ニーズの高まりに応える形で実現したものであり、ビスポーク製品の創造的な要求に応え続ける同社の取り組みの一環です。北米市場におけるラグジュアリーブランドとしての地位を確立し、今後の成長を期する本拠地として、ニューヨークの新オフィスには大きな期待が寄せられています。
ロールス・ロイス・モーター・カーズは、高級自動車ブランドとして、これからも顧客一人ひとりの理想を形にしていくことを目指しています。