松江で楽しむジビエ料理と体験、『第6回松江ジビエールフェス』開催

松江ジビエールフェスの魅力

2025年11月22日、松江市のくにびきメッセにて『第6回松江ジビエールフェス』が開催されます。このイベントは松江市鳥獣被害対策協議会の主催で、合同会社弐百円が企画・運営を担当。地元産のジビエを使用した多彩な料理が一堂に集まるこのフェスは、県内最大のジビエイベントとして注目を集めています。

地元の味を堪能

参加店舗は24軒に及び、猪のハンバーガー、猪肉のカレー、ジビエおでんなど、ここでしか味わえない限定メニューが揃います。また、野外では猪革製品の販売やクラフトワークショップも開催。ご家族連れでも楽しめる内容が盛りだくさんです。

鳥獣被害対策を学ぶ機会

このイベントは単なるグルメフェスではありません。食べることを通じて、地域の鳥獣被害対策を学ぶことを目的としています。近年、クマやイノシシなどの野生動物との関わりがさまざまな形でクローズアップされていますが、本イベントではそれらの動物の生態や、地域で行われている対策についても知識を深めるきっかけが提供されます。「ただ怖い」と思うのではなく、正しく理解することが共生への第一歩になるとされています。

詳細なイベント概要

- 日時: 2025年11月22日（土）10:00～15:00
- 場所: くにびきメッセ多目的ホール（松江市学園南）
- 入場料: 無料

当日は公共の交通機関の利用が推奨され、会場周辺には駐車場もあります。

魅力的なプログラム

ジビエ体験の他にも、

- 猟友会による狩猟体験（模擬銃やわな架設）
- 鳥獣被害対策に関するパネル展示

などもあり、参加者が実際に学ぶ機会が用意されています。また、子ども向けには動物の足跡クイズもあり、親子で楽しめる内容が盛りだくさんです。

しまねGREEN＆WOODフェア2025との同時開催

さらに本フェスは、島根県内最大の林業イベント『しまねGREEN＆WOODフェア2025』と同時開催！この機会に、鳥獣対策と深い関わりのある林業についても学ぶことができます。スタンプラリー形式で両イベントを回って豪華景品が当たる抽選会に参加することも可能です。

鳥獣被害の現実

松江市では、野生鳥獣による農作物被害が年間約160億円に達しています。この問題を解決するためには、多角的な視点が必要です。松江市のデータによると、令和6年度にはイノシシの捕獲数が過去最高の約1,600頭に上る見込みですが、その利活用率はわずか1割未満にとどまっています。このままでは、地域の農業の持続可能性が危ぶまれます。

松江市鳥獣被害対策協議会と合同会社弐百円は、地域の資源を有効活用し、ジビエ文化の普及を目指しています。

このフェスは、農家、登山者、行政など、さまざまなセクターをネットワークし、地域の課題解決と共生の実現に向けて一歩を踏み出す機会です。詳細情報は合同会社弐百円のSNSにても随時更新中です。SNSはFacebookとInstagramで確認できます。