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ユーシーカードが導入する新たなQR決済サービス

みずほフィナンシャルグループの一員であるユーシーカード株式会社は、2025年に開催される日本国際博覧会、いわゆる大阪・関西万博において、国内初となるQRコード決済サービス「JPQR Global」の提供を発表しました。このサービスは、訪日外国人と日本人旅行者の双方が、国内外での決済をより便利に行えるように設計されています。

JPQR Globalの特徴

「JPQR Global」は、日本の統一QRコード決済規格である「JPQR」と、さまざまな国のQRコード規格との相互連携を実現しています。これにより、訪日外国人は、日本国内にある店舗で自国のQRコード決済サービスをそのまま利用できるため、決済時の負担感が大幅に軽減されます。また、日本人旅行者にとっても、渡航先の国で自国のQRコード決済を利用できるようになるため、旅行の際の利便性が飛躍的に向上します。

具体的には、発展途上国等で普及が進んでいるQR決済サービスとの連携が実現されることで、各国の利用者が通貨換算の手間を感じることなく、スムーズに買い物を楽しめるのです。加えて、支払い時には母国通貨に換算された金額が表示されるため、外国語が苦手な利用者でも安心して取引できる点が魅力です。

大阪・関西万博における導入計画

ユーシーカードはこの「JPQR Global」を、大阪・関西万博の会場内で提供する最初の企業となります。初めにサービスを利用可能にするのは、カンボジアパビリオンおよび特定の店舗で、カンボジアのQRコード決済サービス「KHQR」が2025年7月5日から利用開始予定です。

今後は、アジアを中心に、他国のQR決済サービスにも順次対応し、さらに利用可能な店舗の拡充を図る計画です。これにより、万博期間中、多くの訪日外国人が、日本でのショッピングを一層楽しめる環境が整うことでしょう。

ユーシーカードの企業背景

1969年に設立されたユーシーカードは、長年の経験と信頼を基に、クレジットカードの発行やキャッシュレス決済の普及に努めてきた企業です。現在は、個人向けに最上位の「UCプラチナカード」を展開し、法人向けのキャッシュレス化推進事業なども展開しています。

「お客様から愛され、信頼されるみずほグループの決済ソリューション領域を担う中核会社」として、引き続き顧客のニーズに応え続ける事を企業の使命としています。

まとめ

2025年の大阪・関西万博における「JPQR Global」の導入は、訪日外国人にとっての利便性を向上させ、また日本人旅行者が海外で安心してQR決済を活用できる環境を整える一助となります。新しい決済手段が提供されることにより、国際的な観光客の増加や経済活性化が期待されます。ユーシーカードの取り組みが新たな時代の到来を予感させる、まさに注目のサービスです。

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