カサネオがリブランディングで魅せる新たなスイーツ文明の幕開け

株式会社エイトブランディングデザインは、「ブランディングデザインで日本を元気にする」をモットーに、ミルクレープ専門店ブランド「CASANEO（カサネオ）」のリブランディングを手掛けました。新たなコンセプトに基づき、商品企画から店舗デザインに至るまで一貫した支援を提供しました。特に注目したいのは、4月9日にオープンしたCASANEO梅田阪急店での初日の売上が前年比2.3倍を記録したことです。これは、リブランディングの効果を如実に示しています。

CASANEOの魅力は、1988年に発明された日本生まれのミルクレープから始まりました。その後、伝統的なスタイルを大切にしつつも、新しい発想を取り入れた“ミルクリーム”が誕生しました。透けるほど薄いクレープが20層重なった「ミルクレープはじまり」に続き、北海道の純生クリームを使用した新しいスイーツ“ミルクリーム”が楽しめるようになりました。

ミルクレープはじまりは、すべてのミルクレープの原点として位置付けられており、その独特な口どけに魅了される人々が多いです。特に、作りたての自家製クリームが味わいの決め手であり、毎朝その日に必要な分だけを作ることで、鮮度を保っています。このような真摯な製品作りの姿勢が、カサネオのブランドイメージを支える貴重な要素です。

新しい試みであるミルクリームでは、素材の味を存分に引き立てるため、クレープとクリームを重ねることに重点を置いています。さらには、キャラメリゼが施されたことで甘さにアクセントを加えています。何層にも重ねられたクリームは、口に入れるたびに異なる食感を楽しむことができます。

カサネオのブランド名には、「重ねる」を意味するCASANEと「新しさ」を意図したNEOが組み合わさっています。これに基づいて、ブランドコンセプト「BEYOND BORDER」が確立され、伝統と革新を同時に伝える意義が強調されています。このようなコンセプトはロゴデザインにも表現されており、「C」と「O」を組み合わせたデザインで重なるクレープの特徴を映し出しています。

店舗のデザインから各種資材に至るまで、カサネオのビジュアルアイデンティティは統一感のあるものとなっています。特に、ケーキ箱のデザインは、重なり合うことで新たな繋がりを生み出す工夫が施されています。

エイトブランディングデザインは、デザイン業界におけるさまざまな賞を受賞している実績がありますが、特に西澤明洋氏の指導のもと、広範なブランディングの分野で活動を展開しています。これにより、ミルクレープとその新たなバリエーションが、さらに多くの人々に受け入れられる基盤が築かれています。

カサネオのリブランディングは、新しいスイーツ文化を築くための重要な一歩となるでしょう。新たなミルクリームの登場で、従来のスイーツの枠を超えた楽しみを提供しています。これからのカサネオに期待が高まります。