女性の体を楽しく学べる新しい教育ツール「Ba-Vulva」を紹介します

新たな性教育の形、それは「Ba-Vulva」

2024年8月20日、女性の外陰部の構造を楽しく学べる新しい教育ツール「Ba-Vulva」の予約販売が始まります。ランドリーボックス株式会社が提供するこのパペット型ツールは、性教育の現場での利用を念頭に置いています。具体的には、ワークショップや展示などの場で、デリケートな話題を効果的に伝えるためのアイテムです。

制作の背景と理念

ランドリーボックスは、2019年の設立から、性と生殖に関する健康や権利の問題に寄り添ってきました。この活動の中で、正しい知識を持つことの重要性のみならず、その知識を基にして「対話」を行う必要性を深く実感しています。しかし、その対話を開始する時、緊張感にためらい、本音を議論することが難しい場面が多いのです。特に、セクシュアルウェルネスに関する問題は見えづらく、自身の体に抱える悩みさえ把握していないことも少なくありません。

そんな背景から、「Ba-Vulva」は、まずは楽しく学び、対話を促すツールとして生まれました。アプローチの仕方を変えることで、少しずつでもこのデリケートなテーマについて話し合える場を作りたいという想いが込められています。

Ba-Vulvaの魅力

このパペットは、非常に視覚的かつ触覚的に「Vulva」を学ぶことができます。その立体的なデザインにより、触って動かすことができ、実際に体の構造を理解しやすくなっています。また、ポップなカラーリングは楽しい気持ちを引き立て、教える側も学ぶ側もリラックスした状態で対話が可能です。

さらに、Ba-Vulvaには取り外し可能な陰核（クリトリス）が装備されており、構造をわかりやすく強調することができます。

使用シーン

- 医療機関での教育活動
- デリケートゾーンケア商品の実演
- カウンセリングやワークショップでの説明
- 友人やパートナーとの会話のきっかけ

これらのシーンでは、「Ba-Vulva」を使うことで、女性の体についての理解が深まるだけでなく、性教育の場を開かれたものにすることが期待されます。ワークショップやコラボレーション企画も提供する予定で、興味がある方はぜひお問い合わせください。

メッセージ

「Vulva」という言葉はまだまだ私たちの社会ではタブーとして扱われがちですが、この新しいツールを通じて、少しでも皆さんが自身の体について話しやすくなり、一緒に学ぶ楽しさを感じられればと思います。特に、このプロジェクトはおばあ様方と協力して進められました。世代を超えて、体や健康に関する知識を共有できることは、大きな価値のあることです。

「Ba-Vulva」を通じて、性教育がより理解を深める場となることを願っています。