省エネリノベーションの新時代
株式会社リコシス(代表取締役社長 山本卓也)は、マンションリノベーションにおける省エネ性能向上を目指し、新たな断熱工法と換気システムを発表しました。この技術革新は、施工の手間やコストを抑えつつも、快適な住環境を提供するものです。
新しい断熱工法「AIB工法」
リノベーションの際に直面する課題の一つは、従来の断熱施工方法による手間とコストの負担です。リコシスが開発した「AIB工法」は、既存の石膏ボードと断熱材を保ちながら新しい断熱材を貼り付け、効果的な断熱性能を確保します。この方法は、施工の効率を大幅に向上させることが期待されています。
さらに、住戸内の隙間を気密処理することで、断熱性能が向上します。特許出願中のこの工法により、多くの住戸で省エネ基準適合が可能となるのです。また、内窓との併用が可能であり、窓枠の補強も容易に行える点が特長です。
「シーフェル」で床の断熱性能を強化
もう一つの新工法「シーフェル」は、床下空間があるマンションに最適な断熱手法です。この工法では、床下のボード裏に高性能な断熱材を貼り付けることで、効果的に熱を遮断します。AIB工法との併用により、最上階や最下階住戸でも省エネ基準を満たすことが可能です。
ダクト式全熱交換型換気システム
並行して発表されたダクト式全熱交換型換気システム「VAF-Re24」は、室内の熱を再利用することで、冷暖房のコストを軽減します。このシステムは、快適な温度で新鮮な空気を供給しつつ、フィルター掃除も簡単に行える設計となっています。これにより、省エネだけでなく、快適な居住空間も実現します。
利用について
この新しい技術を活用するために、リコシスが運営するフランチャイズに加盟し、断熱工法管理技術者の講習会を受講することが求められます。2024年8月からはAIB工法やシーフェルの資材の受注を開始し、全熱交換型換気システムの受注も同年10月を予定しています。
現場見学会のお知らせ
リコシスでは、新技術を体験できる見学会を定期的に開催します。AIB工法やシーフェル、全熱交換型換気システムを備えた展示スペースで、実際にその効果や施工方法を学ぶことができます。参加は事前の申し込みが必要ですので、ぜひ気軽にお申し込みください。
連絡先
株式会社リコシスの最新技術についてさらに詳しい情報を得たい場合、公式ウェブサイトやお電話での問い合わせも可能です。快適で省エネな住環境を実現するための新しい取り組みを、皆様もぜひご確認ください。