マチュピチュの新発見
2026-03-30 11:55:27

文化遺産保全の新たな扉を開く!マチュピチュの高精度調査の成果

文化遺産保全の新たな扉を開く!



ペルーの壮大な遺跡群の中でも特に有名なマチュピチュ。その周辺で行われた調査が、文化遺産保全の新たな展望を開きました。日本の国際協力機構(JICA)と福島県の企業である株式会社ふたばが協力し、最先端の3D測量技術を駆使して実施したこの調査は、密林に覆われた遺構の発見という成果をもたらしました。

日本の技術が導いた新たな発見



調査では、UAV-LiDAR(無人機を活用した高精度3D測量技術)を用いて、マチュピチュ遺跡の北東部に広がる大規模な段々畑群「アンデネスオリエンタレス」の全体像を把握することに成功しました。木々に隠れて視認が困難だったこれらの遺構が明らかになることで、今後の文化遺産の保護や観光資源としての価値も高まると期待されています。

特に、月の神殿近くではL字型の壁状構造や、線対称の三段の段々畑、加工の可能性がある直方体の石材など、複数の新しい遺構候補が確認されました。これらの発見は、UAV-LiDARによって非破壊的に地表面の形状を抽出した結果です。

持続可能な観光と文化遺産保全の両立



ペルーには、インカ帝国に関する22,000を超える遺跡があります。しかし、その保存状態は決して良好ではなく、保全と観光開発とのバランスをとることが国家の大きな課題です。在地の文化遺産は国の誇りであると同時に、観光の重要な資源です。そのため、JICAは文化遺産保全体制の強化と持続可能な観光開発に向けた「3D-SACURA」プロジェクトを立ち上げ、2025年までの取り組みを進めています。これにより、地域の文化遺産が持続的に活用される体制を構築しようとしています。

日系人の歴史的な架け橋



本事業の背景には、日本とペルーの長きにわたる交流が息づいています。特に注目されるのは、初代マチュピチュ村長である日系移民・野内与吉氏の活躍です。彼の貢献は、今でも高く評価されており、その縁から大玉村とマチュピチュ村は友好都市協定を結びました。また、福島の遠藤社長がこのプロジェクトを通じて大玉村とマチュピチュ村の関係を促進したいという思いを持っていたことも、重要な背景の一つです。

技術と未来の展望



株式会社ふたばは、震災後に人が立ち入れない地域の記録保存に尽力してきました。その技術は、今回の調査でも遺跡保全における新たな選択肢を生み出しました。3D-SACURAによって得られたデータは、観光プロモーションや災害ハザードマップの作成など、多岐にわたる活用が見込まれています。

JICAは、海外で得た技術と知見を日本に還元し、文化財保全や防災管理に役立てることで、さらなる価値を生み出そうとしています。日本とペルー、新しい未来のために、文化遺産保全と観光開発の両立に向けて歩みを進めることでしょう。


画像1

画像2

画像3

画像4

画像5

画像6

画像7

画像8

画像9

画像10

画像11

画像12

画像13

会社情報

会社名
独立行政法人国際協力機構
住所
東京都千代田区二番町5-25二番町センタービル
電話番号
03-5226-6663

関連リンク

サードペディア百科事典: 福島県 JICA マチュピチュ 3D測量

Wiki3: 福島県 JICA マチュピチュ 3D測量

トピックス(地域情報)

【記事の利用について】

タイトルと記事文章は、記事のあるページにリンクを張っていただければ、無料で利用できます。
※画像は、利用できませんのでご注意ください。

【リンクついて】

リンクフリーです。