クジラ製品自販機新登場!
2023-07-20 15:16:37
東急電鉄つくし野駅にクジラ製品の冷凍自販機が登場!食の多様性と持続可能性を追求
東急電鉄つくし野駅にクジラ肉自動販売機が登場!
神奈川県川崎市麻生区にある東急電鉄つくし野駅構内に、クジラ製品の冷凍自動販売機が登場しました。これは、世界で唯一の母船式捕鯨を行う共同船舶株式会社が運営する無人店舗「くじらストア」によるもので、同社の冷凍自動販売機が駅構内に設置されるのは初の試みとなります。
食の多様性と持続可能性への取り組み
共同船舶株式会社は、2050年には世界人口が90億人を超えるとの予測から、将来的な食料不足への懸念を表明しています。その中で、食料自給率の低い日本において、水産資源の持続的な利用による食の多様性の確保が重要だと訴えています。同社は、生態系への配慮を前提とした持続的な捕鯨を通じて、この課題に取り組んでいると説明しています。
クジラ肉の安全性とトレーサビリティ
共同船舶株式会社は、クジラ肉の安全性についても強調しています。日本の商業捕鯨では、水産庁が「100年間捕獲を継続しても資源に悪影響を与えない」と認める改訂管理方式(RMP)を採用しているとのこと。さらに、捕獲されたクジラは全頭DNA登録されており、徹底したトレーサビリティが確保されていると説明。消費者は、購入するクジラ肉の鯨種や捕獲日時、場所などを追跡できるため、安心安全にクジラ肉を消費できるとアピールしています。
環境への配慮とSDGsへの貢献
クジラは大量の海洋生物を捕食するため、過度な保護は海洋生態系のバランスを崩す可能性があると指摘されています。共同船舶株式会社は、クジラを適度に利用することで海の豊かさを守り、SDGs(持続可能な開発目標)に貢献できると考えています。
「くじらストア」の展開
「くじらストア」は、都内や横浜、大阪などに4店舗を展開しており、8月には東京都中央区月島に5号店がオープン予定です。今回、東急電鉄つくし野駅への自動販売機の設置は、新たな販売チャネルの拡大と、より多くの人にクジラ肉を知ってもらうための試みと言えるでしょう。
今後の展望
東急電鉄つくし野駅構内への自動販売機の設置は、クジラ肉消費の拡大だけでなく、食の多様性や持続可能性への関心を高める契機となる可能性があります。今後の「くじらストア」の展開や、クジラ肉を取り巻く社会情勢の変化に注目が集まります。
まとめ
東急電鉄つくし野駅構内に設置されたクジラ製品の冷凍自動販売機は、食の多様性と持続可能性を追求する共同船舶株式会社の取り組みを象徴するものです。安全でトレーサビリティの高いクジラ肉は、消費者の食卓に新たな選択肢を提供するでしょう。
会社情報
- 会社名
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一般社団法人日本捕鯨協会
- 住所
- 東京都中央区豊海町4-5豊海振興ビル5階
- 電話番号
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03-5547-1940